【柔術】ヴァンダレイ高崎が注目の柔道王者に勝利

2014/08/31（日）UP
（最終更新：2015/01/01 16:11）

eFightの試合動画 試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

日本ブラジリアン柔術連盟
「BJJ-JAM TOKYO ワンマッチ柔術オープン」
2014年8月31日（日）東京・文京区スポーツセンター

　今大会は通常のトーナメント制ではなくワンマッチ大会として行われ、試合経験を積みたい白～青帯選手、また30歳以上のマスター世代が数多く参加。柔道場のマット一面をセコンドや参加者が大勢取り囲む中での試合は、日本柔術創世記の雰囲気を感じさせるものになった。

　一般の部終了後に、連盟側がマッチメイクしたスペシャルワンマッチが4試合行われた。ZST、GRANDSLAMを主戦場にし“戦うIT社長”の愛称でお馴染みの伊藤健一（CARPEDIEM）が、ノーギマッチ（道衣を着用しない試合形式）で柔術黒帯の西林浩平と対戦。

　試合は伊藤が序盤から片足タックルを決めかけるなど攻勢に出るも、西林は柔術家らしく引き込みからの後転スイープ（下になっている選手が上になっている選手とポジションを入れ替える技）でアドバンテージ（ポイントに至らずもそれに近い状態という認定）を得てポイント0-0（A0-1）で西林が辛勝した。

　また、8月22・23日に開催された『全日本実業柔道個人選手権大会』66kg級にて、ロンドン五輪銀メダリストの平岡拓晃に一本勝ちして優勝した八巻祐（X-TREME柔術アカデミー海老名）が、新進気鋭の日系ブラジリアン・ヴァンダレイ高崎 (IMPACTO JAPAN B.J.J)と茶帯マッチで対戦。

　八巻のパスガードを防ぐために、高崎が選んだ手段は相手の引き込んだ状態で相手の足首に絡みつく50/50（相手の片足に足を三角に組んで固めて相手の動きを封じる技）。高崎が八巻のズボンをしっかり掴んで動きを防ぎ、隙をみてスイープを決めてポイント4-0で勝利。世界レベルの柔道家を破った。

＜ワンマッチ試合結果＞

▼アダルト茶帯ライトフェザー級
○橋本知之（CARPE DIEM）
ポイント5-0（A0-1）
●宮地一裕（修斗ジムroots）

▼アダルト茶帯フェザー級
○ヴァンダレイ高崎(IMPACTO JAPAN B.J.J)
ポイント4-0（A-01）
●八巻　祐（X-TREME柔術アカデミー海老名）

▼ノーギアダルトエキスパートフェザー級
○西林浩平（リバーサルジム新宿Me,We)
ポイント0-0（A1-0）
●伊藤健一(CARPE DIEM)

▼アダルト黒帯フェザー級
○アサダトシオ(IMPACTO JAPAN B.J.J)
一本　4分56秒　※十字絞め
●中塚靖人(リバーサルジム新宿 Me,We)

 ■今後の日本ブラジリアン柔術連盟の予定

「第4回全日本柔術オープントーナメント」
2014年9月15日（月・祝）東京・文京スポーツセンター

「第6回四国 柔術選手権大会」
2014年9月21日（日）香川県・坂出市民武道場
※連盟会長・中井祐樹セミナー予定

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