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【UFC】アンデウソンが涙の復活勝利

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2015/01/31(土)UP

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ZUFFA
「UFC 183-Silva vs Diaz-」
2015年1月31日(土・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス
MGMグランドガーデン・アリーナ

▼ミドル級 5分5R
○アンデウソン・シウバ(ブラジル/UFC世界ミドル級1位)
判定3-0 ※50-45、50-45、49-46
●ニック・ディアス(アメリカ)

 アンデウソンは約7年間にわたってUFC世界ミドル級王座を保持し、UFC最強の男とまで言われた。同王座は2013年7月に失い、同年12月の再戦でも左足首を骨折してのTKO負け。今回が約1年ぶりの復帰戦となる。対するディアスも2013年3月以来の復帰戦。

 1R、ディアスは序盤から「来い」と手招きし、ノーガードになって挑発。さらには何かを口走り、自ら横になったり、背中を向けたり、ケージに背を預けたりと挑発行為を繰り返す。ローの蹴り合いからディアスが左右フックの連打。アンデウソンは長いリーチから右ジャブをしっかり当て、至近距離での打ち合いも挑む。

 2Rは両者とも慎重になり、あまり手が出ない。残り1分30秒を切ったところで両者がパンチを出し、アンデウソンの左ストレートがヒット。ディアスはものともせず前に出る。

 3R、アンデウソンは膝を前から蹴る関節蹴りを連発。アンデウソンは右ジャブを的確にヒットさせ、左フックやヒザ蹴りにつなぐ。パンチをもらったディアスは左目上から出血。ディアスのパンチはアンデウソンが軽くかわす。

 4Rはディアスが積極的にパンチで攻め、アンデウソンはロー。踊るような動きを見せて挑発を繰り返すディアスだが、両者とも手数が少なめで場内からはブーイングが起こる。

 5R、またもノーガードと言葉で挑発するディアス。アンデウソンは左ストレートとローをヒットさせ、深追いはしない。前に出るディアスには、フットワークでかわしながらジャブを突き刺す。ディアスも左フックをヒットさせるが、打ち合いにはならない。アンデウソンの連打にディアスの顔は血に染まった。

 勝利を確信したかアンデウソンはオクタゴンの中を走り回り、ディアスも両手を上げる。判定は3-0でアンデウソンの勝利。復帰戦で勝利を飾ったアンデウソンはマットに倒れ込み涙を流した。

 アンデウソンは「この1年はとても大変な1年でしたが、カムバック出来ました。子供たちにもう試合をしないでと言われたので、まず家に帰って子供たちを安心させたいと思います」と勝利者インタビューに応える。敗れたディアスはアンデウソンを称えながらも、「今後も俺は誰とでも戦う」と雄叫びをあげた。


 

▼キャッチウェイト 5分3R
○タイロン・ウッドリー(アメリカ/UFC世界ウェルター級3位)
判定2-1 ※30-27、29-28、28-29
●ケルヴィン・ガステラム(アメリカ/UFC世界ウェルター7位)

 当初ウェルター級で行われるはずだったこの一戦は、ガステラムが4.54kgも計量をオーバーしたためキャッチウェイト(契約体重)で行われることになった。

 1R、お互いに警戒してなかなかパンチが当たる距離にならない。前に出てプレッシャーをかけてくるガステラムに、ウッドリーは右ロングフックを一発当てては離れる。

 2R、蹴りを多用してパンチにつなぐガステラムにウッドリーもパンチを打ち返すが、両者ともヒットを奪えない。ガステラムがローを蹴り込めば、ウッドリーはハイキックを返す。ウッドリーの右ストレートがようやくヒットするが、ガステラムはパンチを連打して前に出る。待ちの姿勢のウッドリーは右のカウンターを突き刺す。

 3R、前に出るガステラムだが、ウッドリーの右カウンターを何度も喰らって左目上から出血。手数を出して攻めるガステラムに、待ちの姿勢でカウンターを狙うウッドリー。ラスト10秒で打ち合いになったが、試合終了とともにフラストレーションの溜まった観客からはブーイングが起こった。判定2-1でウッドリーが勝利。


 

▼ライト級 5分3R
○アル・アイアキンタ(アメリカ)
TKO 2R3分34秒 ※レフェリーストップ
●ジョー・ローザン(アメリカ)

 UFC史上最多の13回も名勝負ボーナス(ベストファイト6回、ベストKO1回、ベストサブミッション6回)を獲得している“名勝負男”ローザン。アイアキンタはUFCファイター育成番組のTUF出身の人気選手だ。

 1R、アイアキンタにボディへパンチを入れられると、ローザンは一気に連打でラッシュ。アイアキンタはパンチを連打してローザンにガードを上げさせ、ボディへのパンチとローを狙う。飛びヒザ蹴りに来たローザンを受け止め、アイアキンタは寝技に持ち込むがすぐにローザンは立ち上がった。

 2Rはローザンがパンチで前へ出る場面が目立つ。アイアキンタはジャブを中心にして距離を測り、右フックでローザンに膝を着かせる。パンチでラッシュを仕掛ける。アイアキンタに追い掛け回されるローザン。アイアキンタは追撃の手を休めず、一方的に打たれるローザンを見てレフェリーが試合を止めた。


 

▼ミドル級 5分3R
○タリス・レイチ(ブラジル/UFC世界ミドル級11位)
一本 2R3分45秒 ※肩固め
●ティム・ボッシュ(アメリカ/UFC世界ミドル級13位)

 1Rから両者とも積極的に左右フックを放つ。レイチがパンチからテイクダウンを狙うが、ボッシュを寝かすことが出来ない。逆に残り20秒を切ったところでボッシュがラッシュ、レイチは連打に押される形で倒れ込み、ボッシュが上になる。

 2R、お互いにフックとアッパーで攻め、ボッシュの右フックにレイチはグラつく。その後も打ち合いになるとヒットを奪うのはボッシュの方。右フックをもらってスリップしたレイチはすかさずタックルに行き、ついにテイクダウンに成功した。そして肩固めに移行。一度は極まらずと見て解除したレイチだが、マウントから再び肩固めを仕掛けて一本勝ちを収めた。

 レイチはこれで5連勝となった。


 

▼ウェルター級 5分3R
○チアゴ・アウヴェス(ブラジル)
TKO 2R 39秒 ※レフェリーストップ
●ジョーダン・ミーイン(カナダ/UFC世界ウェルター級13位)

 1R、ミーインが長いリーチから右ストレート、右ローで攻撃。アウヴェスをなかなか近付けさせない。アウヴェスが接近してくると左のヒジを振り下ろす。アウヴェスがパンチを連打してくるとミーインは右アッパー。これでグラついたアウヴェスにミーインはパンチとヒジでラッシュを仕掛ける。

 2Rが始まってすぐ、アウヴェスが接近し、ミーインがステップワークで回り込もうとしたところでアウヴェスの右ミドルがクリーンヒット。ミーインは腹を抑えて倒れ込み、アウヴェスが追撃のパンチ。レフェリーが試合をストップし、アウヴェスの逆転TKO勝ちとなった。

 アウヴェスは「俺は戻って来た」と勝利者インタビューで吠えた。

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