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【TENKAICHI】沖縄ヘビー級の帝王FRED、メインで圧勝

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2015/03/01(日)UP

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

TENKAICHIプロモーション
「TENKAICHI 75」
2015年3月1日(日)沖縄・コザ・ミュージックタウン音市場

▼第16試合 メインイベント ヘビー級 TENKAICHI KICKルール 3分3R
○FRED(フレッド/天下一道場沖縄/ワイルドシーサー沖縄/INNOVATIONヘビー級王者、TENKAICHI KICKヘビー級王者)
TKO 2R ※レフェリーストップ
●菊地ヨックタイジム(ヨックタイジム)

 在日米軍エアフォース(空軍)勤務の“黒い重爆撃機”FREDが入場時に花道からダッシュし、身軽にトップロープを飛び越えて前転してポーズを決めるパフォーマンスで場内は大盛り上がり。対する菊地は元ルンピニースタジアム王者で元プロボクシング世界王者でもあるヨックタイ・シスオーがセコンドに。

 ゴングが鳴ると同時にFREDはロングリーチのワンツーを放ち、すぐに回り込むヒットアンドアウェー。接近すればダイレクトに顔面に届くヒザ蹴りと125kgの巨体に似つかわしくない軽快さで攻める。

 ハードパンチャーの菊地は、フック系のパンチ左右で迎撃するがFREDのステップについていけない。やがてFREDの左右のロングパンチが直撃し棒立ちになりグラついたところでダウンカウントが入る。再開後、一気呵成に責め立てるFREDはフルスロットル。パンチもヒザも頭部に何発も被弾し弾けるように首を揺らすが、それでも倒れずにパンチを返す菊地のタフネスに観客がどよめく。

 しかし、段々と防御が追い付かなくなり一方的に打たれる菊地に顔面ヒザ蹴りを直撃させ、強烈なパンチを連打でヒットさせるFREDと絶える菊地の間にレフェリーが割って入り試合を終了させた。

 沖縄ヘビー級の帝王として存在感を見せつけたFREDはマイクを握ると、「ハイサイ!(沖縄弁の挨拶) 俺がTENKAICHIのエフ・アール・イー・ディー、FREDだ!」と怒鳴りあげ、盛況の超満員興行を見事に締めた。


 


▼第15試合 セミファイナル TENKAICHI MMAバンタム級タイトルマッチ TENKAICHI MMAルール 5分2R
○仲宗根武蔵(Theパラエストラ沖縄/TENKAICHI MMAバンタム王者)
判定3-0 ※三者とも20-18 
●大場 翔(天道會/TENKAICHI MMAバンタム級1位/挑戦者)
※仲宗根は初防衛に成功

 昨年12月14日、TENKAICHIの同会場興行で失神KO負けの大番狂わせを見せてしまった仲宗根が、タイトルを賭けて背水の陣で臨むリベンジマッチ。髪を鮮やかな青に染め上げた大場はアウェーのリングでも飄々とマイペース。落ち着きながらも意気込みを漲らせた様子が伝わる仲宗根は、開始早々にグランドに持ち込みサイドポジションからのグランドパンチを中心に常に上を取り攻め立てる。

 しかし、大場はストライカーながら巧みな防御で決定打は与えず、隙を見て立ち上がろうとするだけでなく、積極的に足関節を狙う場面も複数見せる。これに触発されたか一度は仲宗根も足を極めにいくが、それ以外は徹底して寝技で上になりパウンド。

 第2Rにはやや疲弊した大場が仲宗根のパンチに苦しそうな顔をする。そのまま試合終了となり、判定は明確にフルマークで仲宗根勝利でタイトル初防衛。勝利者マイクで更なる躍進を宣言した。


 


▼第14試合 ヘビー級 TENKAICHI MMAルール 3分2R
○THAT GUY(ザット・ガイ/天下一道場沖縄/TENKAICHI MMAヘビー王者)
判定2-0 ※20-18、20-18、19-19
●ルーカス・タニ(IMPACTO JAPAN BJJ/IBJJFアジアオープン柔術選手権優勝)

 在日米軍アーミー(陸軍)勤務のGUYはレスリングベースの典型的なアメリカンMMAファイター。愛知県から乗り込んできたタニは、在日ブラジル人の黒帯柔術家。

 試合は典型的なアマレスベースと柔術基盤のMMAマッチとなり、パンチとタックルでぶちかますGUYの下になったタニが寝技の攻防を狙う展開。GUYのレスリングは強烈で、あらゆる体制からパウンドを落とす。時折、タニが足を決めに行くもGUYがこれに合わせて身体を回転させ危ない場面も作らせない。

 GUYの決定打がないものの圧勝ムードのまま試合終了の間際、タニがそれまで数発空振らぶらせていたバックハンドブローが直撃。これに軽くGUYがグラついて場内騒然。ラスト間近で逆転を狙うタニだが、GUYは懸命にディフェンスに徹しゴング。判定でGUYが勝利した。


 


▼第13試合 スーパーライト級 TENKAICHI KICKルール 3分2R 
△中森“KING”宏(ワイルドシーサー沖縄/元プロボクシング日本ライト級1位、元プロボクシング前日本ライト級新人王)
ドロー 判定1-0 ※19-19、20-19、20-20
△藤田直希(team 粋喧)

 最近まで「沖縄で最も有名なボクサー」として勇名を馳せた中森のキック転向は、沖縄格闘技界で事件的ニュースとなり、「キック練習は数える程度」での本人希望による急発進デビュー戦は裏メイン的注目を集めた。相手は7戦3勝4敗のキャリアをもつ藤田。

 ボクサー時代と変わらぬデトロイトスタイルで足幅も広いスタンスを取る中森は自信満々の構え。
これに藤田はムエタイスタイルで対抗しまるで異種格闘技戦の様相。試合はパンチの中森、ローキックと首相撲からのヒザ蹴りの藤田という典型的な展開となる。

 中森のパンチが強烈なのは距離が合わずにブロックされても観客に伝わるほどだが、藤田は徹底してパンチの距離を潰して接近すれば首相撲に持ち込む。この組み技にまったく対処ができない中森は強引にこれを振りほどくのが精いっぱい。

 藤田はローキックを直撃させ、左ガードが下がったままの中森に右ハイキックも直撃させる。試合も終了が見えたところ「ボクサーがそのままキックで通じない」が諦めムードになっていた刹那、クリンチ状態からいらついた中森が左手を藤田の肩に置いたまま近距離で強引に右フック。

 常識的には手打ちで効くはずのないパンチと思われたが、これで藤田がグラつき歓声が沸く。しかし、それ以上の有効打を藤田は当てさせずコツコツとローキック。そのままゴングとなり、ジャッジ1名はダメージで中森を支持したが、他2名が引き分けとして判定はドローとなった。


 

▼第12試合 TENKAICHI MMAバンタム級次期挑戦者決定戦 TENKAICHI MMAルール 3分2R延長1R 
○祖根寿麻(志村道場/DXFCバンタム級王者)
KO 2R
●ジェーン・ファングデンス(小川柔術)
※祖根が挑戦権を獲得

 沖縄生まれの祖根は本拠は名古屋に置いており、故郷の島でこれが初試合。この試合は、この日のセミファイナル、仲宗根武蔵vs大場翔の勝者に挑戦する権利のかかった次期挑戦者決定戦でもあり祖根の入れ込みは相当のもの。それに負けじと同じく愛知から乗り込んできたファングデンスも気合十分。

 開始早々、激しい打撃戦を繰り広げる両者。スタンドではリーチの長いファングデンスがややリードの印象で、組めば祖根が一方的に攻勢が取れる。そんな緊張感のある攻防が2ラウンド目に入り、フィニッシュシーンは突然訪れる。

 ファングデンスの前進、またはタックルに合わせた祖根の右ストレートがカウンターで直撃。そのまま身体を硬直させたファングデンスは失神したままマットに沈み、レフェリーはカウントすることなく即座に祖根のKO勝利を宣言した。

 マイクを持った祖根は次回5月31日の沖縄コンベンションセンター展示棟のビッグイベント「TENKAICHI 76」で早くも実現濃厚な仲宗根戦の必勝を高らかに宣言した。


 

▼第11試合 53kg契約 TENKAICHI KICKルール 3分2R
○DONDAKE ~TOMOTAKE~(ASUKI GYM/TENKAICHI KICKフライ級2位、INNOVATIONフライ級8位)
KO 2R
●狼鐘闘(club E.D.O.)

▼第10試合 56kg契約 TENKAICHI KICKルール 3分2R
○No-Ri(ワイルドシーサー・コザ/ワイルドシーサー沖縄/TENKAICHI KICKバンタム級2位、INNOVATIONバンタム級7位)
KO 2R
●伊佐 亮(WARRIOR GYM)

▼第9試合 TENKAICHI KICK 59kg契約 TENKAICHI KICKルール 3分2R
○玉城 蓮(WARRIOR GYM/TENKAICHIフェザー級4位)
判定2-0 ※20-20、20-19、20-19
●新垣竣太(Top Fighter)

▼第8試合 ウェルター級 TENKAICHI MMAルール 3分2R
○仲西琉一 (reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/TENKAICHI MMA ウェルター級3位)
KO 1R
●岩倉 豪(EAST END・CT/小川柔術)

▼第7試合 ウェルター級 TENKAICHI KICKルール 3分2R
○宮城寛克(WARRIOR GYM/TENKAICHI KICKウェルター級6位)
判定3-0 ※20-16、20-16、20-17
●E.D-MTK(エレクトロダンスモトキ/reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/TENKAICHI KICKスーパーライト級5位)※基から改名

▼第6試合 62kg契約 TENKAICHI KICKルール 3分2R
○糸数清二(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/TENKAICHI KICKライト級4位)
判定3-0 ※20-18、20-19、20-18
●稲嶺 徹(神風塾/TENKAICHI KICKライト級9位)

▼第5試合 ミドル級 TENKAICHI KICK ルール 3分2R
○Tomo(天下一道場沖縄/TENKAICHI KICKミドル級5位)
判定3-0 ※20-18、20-19、20-18
●ウッチー(ワイルドシーサー・コザ)

▼第4試合 フェザー級 TENKAICHI KICKルール 3分2R
△鉄弥(SHINE沖縄/TENKAICHI KICKフェザー級5位)
ドロー 判定0-0 ※三者とも18-18
△真夜(SHIMAZILIANS/TENKAICHI KICKフェザー級9位)

▼第3試合 バンタム級 TENKAICHI MMAルール 3分2R
△桂木哲郎(SHINE沖縄/ワイルドシーサー沖縄)
ドロー 判定1-0 ※19-19、20-20、20-19
△塩浜康太(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/TENKAICHI MMAバンタム級2位)

▼第2試合 フェザー級 TENKAICHI KICKルール 3分2R
〇我那覇友麻(赤雲會)
判定3-0 ※20-17、20-18、20-18
●玉城 佑(WARRIOR GYM/TENKAICHI KICKフェザー級6位)

▼第1試合 ウェルター級 TENKAICHI KICKルール 3分2R
△ジェームス♡光(ASUKI GYM)
ドロー 2R負傷判定1-0 ※20-20、20-19、20-20
△Kイチロー(Good Sun/TENKAICHI MMAフェザー級2位)

▼オープニングファイト第3試合 55kg契約 TENKAICHI KICKルール 3分2R
〇糸数大樹(SHINE沖縄)
判定3-0 ※19-18、19-17、20-17
●尚真康暁(尚真ジム)※尚真A-KIから改名

▼オープニングファイト第2試合 59kg契約 TENKAICHI MMAルール 3分2R
〇龍(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE/TENKAICHI MMAフライ級7位)
一本 1R ※裸絞め
●竜之助(尚真ジム)※リュウノスケから改名

▼オープニングファイト第1試合 スーパーライト級 TENKAICHI KICKルール 3分2R
〇古謝直樹(WARRIOR GYM)
KO 1R
●ジャパニーズアーミー(南風原ジム)

▼チャレンジファイト第8試合 TENKAICHI KICKルール 2分2R
〇YUTTY(ユッティー/ワイルドシーサー・コザ)
KO 1R
●新屋康男(SHINE沖縄)

▼チャレンジファイト第7試合 TENKAICHI KICKルール 2分2R 
△高江洲 奨(赤雲會)
ドロー 判定1-0 ※20-20、20-19
△中里孝成(KICK BOXE CLUB)

▼チャレンジファイト第6試合 TENKAICHI KICKルール 2分2R
〇優真(ワイルドシーサー・コザ)
判定2-0 ※20-18、20-19
●RAIYA(天下一道場沖縄)

▼チャレンジファイト第5試合 TENKAICHI KICKルール 2分2R
△健(SHINE沖縄)
ドロー 判定1-0 ※20-19、20-20
△海来(ミライ/ワイルドシーサー・コザ)

▼チャレンジファイト第4試合 TENKAICHI KICKルール 1分2R
△れんちゃん(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE)
ドロー 判定1-0 ※20-20、20-19
△ショーMAX(ASUKI GYM)

▼チャレンジファイト第3試合 TENKAICHI KICKルール 1分2R
△ケイト(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE)
ドロー 判定1-0 ※20-19、20-20
△ケイト(エボリューションムエタイジム)

▼チャレンジファイト第2試合 TENKAICHI KICKルール 1分2R
-リュウスケ(虎の穴)
試合中止 ※リュウスケの負傷により 
-マサヒロ(南風原ジム)

▼チャレンジファイト第1試合 TENKAICHI KICKルール 1分2R
〇アイラ(ワイルドシーサー・コザ)
判定2-0 ※20-19、20-19
●リキ(エボリューションムエタイジム)

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