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【ムエタイ】WPMF日本王者・伊藤勇真、ラジャで判定負け

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2015/06/11(木)UP

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「スック ワンキントーン+ワンカムナンドーン」
2015年6月11日(木・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム

▲4度目のラジャダムナンスタジアム出場となった伊藤(左)

▼第9試合
○ペッダム・ギャットキティパン(タイ)
判定3-0
●ユーマ・ウォーワンチャイ(=伊藤勇真/キング・ムエ/WPMF日本フライ級王者)

 ビックマッチ『スック ワンキントーン+ワンカムナンドーン』にWPMF日本フライ級王者・伊藤が出場、タイ強豪選手に挑むも判定負けを喫した。

 伊藤はこれまでラジャダムナンスタジアムでの試合に3回出場しているが、いずれも勝ち星を逃しているため、今度こそは!の気持ちが強く、またビックマッチでの試合のため相当気合いが入っていたようだ。

 その気持ちが乗ったのか、序盤はいい動きを見せる。スピードの乗った左ミドルを当て、一瞬のスキをついて右ストレート。これがクリーンヒットし場内が大きく湧き上がる。3R目から相手のペッダム・ギャットキティパン(タイ)も前に出てヒザをどんどん蹴ってくるが、伊藤は冷静に対処しタイミングのいいヒザ。ここまではほぼ互角の展開。

 そして4R、必死で組みに来るペッダムに対し、伊藤は入り際に左フック、離れ際にミドルとテクニックを見せるが若干動きにバテが見られ、ロープに押し込まれてヒザをもらってしまう。目の肥えたギャンブラーもそこを見逃さなかった。この攻撃を境に流れが大きくペッダムに傾き、最終Rもパンチ・ミドルの手数で攻め込むも無念のゴング。レフェリーはペッダムの手を挙げた。

 4度目のメジャースタジアム挑戦も、タイの厚い壁に跳ね返された伊藤。「悔しいですが、簡単にラジャのような大きな舞台で試合をさせてもらえる訳ではないので、練習して地道に強くなって、また試合させてもらえる時は必ず勝利します。切り替えて頑張ります」と、次戦を見据えて気持ちを切り替えているようだ。次戦の戦いに期待したい。

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