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【コンバットレスリング】初開催の世界大会で岡倫之が優勝

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2015/08/22(土)UP

優勝した岡倫之(中央)左は準優勝のMilan Vrbic (セルビア)、右は3位のPreslav Kulekov (ブルガリア)

国際コンバットレスリング連盟(FICW)
第1回世界コンバットレスリング選手権大会

 2015年8月22日(土・現地時間)ブルガリア共和国ヴァルナ市 スパルターク体育館 

 20年以上前に日本で誕生したコンバットレスリング(日本格闘競技連盟加盟競技)が、ブルガリアにて世界大会を初開催した。
 コンバットレスリングとはオリンピック競技のレスリングに絞め技や関節技を認めた競技。 

 世界大会初開催の今回のエントリーは12カ国 

岡は地元ブルガリアのパワーファイターらを破り見事優勝を果たした

 結果、地元のブルガリアが圧倒的な成績が目立ったが、日本勢も総合格闘技などプロでも活躍中のレスラー、岡倫之(ブシロード)が見事優勝を収めるなど好成績を残した。

 岡は2012年全日本レスリング選手権フリースタイル120kg級優勝、2014年全日本選抜選手権125kg級優勝、世界選手権日本代表の実績を持つ。今年1月にはプロレスラーへの転向を表明し、今年6月に「巌流島」で優勝、8月には全日本ビーチレスリング選手権でシニア男子重量級で二連覇を果たし、その2週間後、この試合に出場した。

入賞した日本選手団

 岡は100kg超級に出場し、準決勝は始終押し気味に試合を進め相手に消極的指導も入り優勢勝ち。
決勝はタックル4点を2回、押さえ込1回4点で合計12-0で圧勝した。

 また-100kg級は、本年2月に巌流島出場のために来日したコンバットサンボ・ワールドカップ王者、カーメン・ゲオルギエフ(ブルガリア)が優勝し、62kg級には、コンバットレスリングでの優勝経験もあり、柔術や総合でも活躍するベテランの新村定仁(総合格闘技 示元會)が優勝した。

優勝した新村定仁(中央)

 82kg級では、全日本選抜レスリング3位(グレコローマン)、アジアビーチゲームズのビーチレスリング日本代表経験者・小田貴久(土佐塾中高等学校/TEAM一領具足)が5位、68kg級では、その小田選手の愛弟子である児玉亮太(TEAM一領具足)が準優勝を果たした。

 また、女子の部では元世界サンボ3位のベテラン柔道選手リュボフ・ガラボワが出場。決勝は接戦でポイント差がつかず、初開催ということもあり、両者優勝とした。

 コンバットレスリングの会長のイベイロイワノフ氏は「この世界選手権を毎年開催していきたい」と語った。

以下・全試合結果

1st WORLD CHAMPIONSHIP OF COMBAT WRESTLING
第一回世界コンバットレスリング選手権大会

2015年8月22日(土)
ブルガリア共和国ヴァルナ市 スパルターク体育館

主催:国際コンバットレスリング連盟(FICW)

<日本人結果>

+100㎏級
優勝 岡倫之(ブシロード)

82㎏級
5位 小田貴久(土佐塾中高等学校/TEAM一領具足)

68㎏級
2位 児玉亮太(TEAM一領具足)

62㎏級
優勝 新村定仁(総合格闘技 示元會)

ユースB
優勝 吉澤 禅(SKキッズ/アカデミア・アーザ)

<全入賞者>

Men

+100 kg
1. 岡倫之 (日本)
2. Milan Vrbic (セルビア)
3. Preslav Kulekov (ブルガリア)

-100 kg
1. Kamen Georgiev (ブルガリア)
2. Ivan Vicic (セルビア)
3. Kevin Sniff (アメリカ)

-90 kg
1. Nural Nazmiev (ブルガリア)
2. Anthony Sansonetty (アメリカ)
3. Luka Breberina (セルビア)

-82 kg
1. Boris Velichkov (ブルガリア)
2. Joseph Abela (マルタ)
3. Morgan Bracken (アメリカ)

-74 kg
1. Matthew Kaiser (カナダ)
2. Roli Delgado (アメリカ)
3. Lewis Dunn (イギリス)

-68 kg
1. Denny Lenormand (アメリカ)
2. 児玉亮太 (日本)
3. Boris Tonev (ブルガリア)

-62 kg
1. 新村定仁 (日本)
2. Stanislav Dimitrov (ブルガリア)
3. Enrico Manicaro (マルタ)

Youth A:
1. Ivaylo Manolov (ブルガリア)
2. Paul Rogers (イギリス)
3. 吉澤 禅 (日本)

Youth B:
1. 吉澤 禅 (日本)

Women:
1. Emily Crawford (イギリス) and Lyubov Galabova (ブルガリア)※引き分けのため両者優勝

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