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【Krush】蹴りまくった卜部がTKO勝ち、K-1王者の弟へ挑戦状

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2015/09/12(土)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

ムエタイ修行の成果として蹴りを多用した卜部(右)。1Rに右ハイキックでダウンを奪う

グッドルーザー
「Krush.58」
2015年9月12日(土)東京・後楽園ホール

▼第8試合 ダブルメインイベント第2試合 Krush-60kgタイトルマッチ 3分3R延長1R
○卜部弘嵩(チームドラゴン/Krush-60kg王者)
TKO 3R 44秒 ※レフェリーストップ
●ジュアン・シューソン(中国/英雄伝説世界-57kg王者/挑戦者)
※卜部が2度目の防衛に成功。

速く重い蹴りでシューソンを何度も転倒させる卜部

 王者・卜部の2度目の防衛戦は、中国の大会『英雄伝説』の世界-57kg王者シューソンを挑戦者に迎えて行われた。

 卜部は7月下旬から8月上旬までタイでムエタイ修行を敢行したが、シューソンは1年半タイに在住し、ボクシングとムエタイの両方合わせて17戦行い、全試合KO勝ちしたという。

シューソンも思い切りフックを振り回して応戦したが…

 1R、卜部はタイ修行の成果を発揮し、スピードのある右ミドルと左右ローを連続して放ち、シューソンはスリップを繰り返す。ほとんどパンチを使わずミドル、ロー、飛びヒザ蹴りと蹴りまくる卜部は、右ハイキックでダウンを奪った。

 2Rも卜部は速く強い蹴りを連発し、飛びヒザ蹴りや右ストレートにつないでいく。シューソンも思い切ったパンチを振り回していくが、卜部の蹴りに阻まれる。

卜部のジャンピングハイキック

 3R、卜部は右ジャンピングハイキックをヒットさせると、一気にパンチでシューソンをコーナーへ追い詰める。

 ここでシューソンのセコンドがマウスピースを付け忘れたとしてコーナーへ登ってアピールするが、卜部の攻撃が続いていたため続行。パンチでシューソンをコーナーへ釘付けにする卜部は右飛びヒザ蹴り。

この飛びヒザ蹴りでカットし、シューソンを大流血に追い込んだ

 これでシューソンは左目上をカットして大流血。シューソンは試合を止められまいと左右フックを放つが、流血がひどくレフェリーは試合をストップした。

 圧勝で2度目の防衛に成功した卜部は「石川選手お疲れ様でした」と、今大会で引退式を行った石川直生を労い、「11月、K-1タイトルマッチ。功也、やるしかねえぞ」とリングサイドで見ていた弟のK-1 WORLD GP -60kg王者・卜部功也へ挑戦状を叩きつける。

弟のK-1王者・功也(右)もリングに上がり、兄の挑戦を受諾

 マイクを渡された弟はリングへ上がり、「試合は文句なしの勝ち方をしたなと思いますが、俺はあんなものじゃない。皆さん、この試合見たいですか?」と観客に問いかけると歓声が沸き起こり、「じゃあ、やるしかない。ぶっ倒す」と挑戦を受諾。兄は「タイトルマッチ、決まりでお願いします」とタイトルマッチでの兄弟対決実現をアピールした。

圧勝で2度目の防衛に成功した卜部

 蹴りを多用するニュースタイルを見せた卜部だが、試合後のインタビューでは「まだ完成じゃない。もっと速くもっと強く蹴れます」と、まだまだ進化するという。「もし今日KO出来なかったらタイトルマッチは諦めるしかなかった」と、KO勝ちをK-1王座挑戦への条件と自分に課していたと言い、「功也の隙を見逃さずマットに沈める」と弟をKOしてK-1王座を奪うと宣言した。

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朱里(右)の右ストレートが何度もヒット。合計4度のダウンを奪って圧勝した

▼第7試合 ダブルメインイベント第1試合 Krush女子タイトルマッチ -52kg契約 3分3R延長1R
○朱里(ボスジム/Krush女子王者)
判定3-0 ※三者とも30-22
●トモコSP(WSRフェアテックス三ノ輪/挑戦者)
※朱里が3度目の防衛に成功。

攻めまくる朱里はバックハンドブロー

 Krush女子タイトルマッチで王者・朱里が、元J-GIRLSフライ級王者トモコSPを挑戦者に迎えて3度目の防衛戦を行った。

 1R、トモコが右ローで先制し、積極的にパンチも放つ。朱里は接近戦でフックを連打すると、組み付こうとするトモコへさらにフック連打を浴びせてスタンディングダウンを奪う。

劣勢のトモコは出会い頭のかかと落としで勝負を懸けた

 2R、朱里が右ストレート、バックハンドブローをヒットさせてパンチを連打。これに背中を向けたトモコはスタンディングダウンを宣告される。

 さらにパンチで襲い掛かる朱里の右ストレートがヒットすると2度目のスタンディングダウンに。朱里は右ストレート、左フックでトモコを追い詰めていき、トモコが組み付くとヒザ蹴りを突き刺す。

朱里は容赦ない猛攻を仕掛ける

 3Rも朱里の猛攻が続く。パンチ、ヒザ蹴りを浴びるトモコはホールディングを繰り返し、減点1。

 組んでブレイクになる度、トモコは出会い頭のかかと落としで勝負を懸けるが、朱里の連打を浴びて後退。朱里が右ストレートでダウンを追加して圧倒するが、トモコも意地で立ち続け、試合終了のゴングを聞いた。

朱里が3度目の防衛に成功した

 大差の判定勝ちで3度目の防衛に成功した朱里は、「KOは出来ませんでしたが、防衛することが出来ました。これからKrushのチャンピオンとして認められるような試合をしていきたいと思います。色々な方に支えられてどんどん強くなっていきたいと思います」とマイクで語った。

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