【ナックルファイターズ】パッキャオと戦った45歳・寺尾、1分でKO勝ち

2015/09/13（日）UP
（最終更新：2015/11/02 15:16）

藤本京太郎のヘビー級ガチスパーリング！ 2012年大みそかの東洋太平洋王座決定戦直前スパーリング。オーストラリアから呼んだスパーリングパートナーのプロボクサーが、京太郎を倒しに来る！

 

キングダムエルガイツ
「ナックルファイターズ～漢拳 KAN KEN～」
2015年9月13日（日）東京・立川コロッセオ

▼第7試合　メインイベント　ナックルファイト　60kg以下契約　3分2R
○寺尾　新（元プロボクシング日本フライ級1位/橋本PREBO）
KO　1R 1分14秒　※左右ボディブロー
●MASARU（元プロボクシング/TeamMASARU）

　マニー・パッキャオと戦った日本人ボクサー・寺尾新が、16年ぶりの“拳のみの戦い”でKO勝ちした。

　この大会は八角形のケージ（金網）リングを使用し、3分2Rまたは2分2Rでパンチのみで戦う。また、通常のボクシンググローブかMMA（総合格闘技）用オープンフィンガーグローブかを選択出来るルール。

　大会アドバイザーであり、選手としても出場した元プロボクシング日本フライ級2位・寺尾は、メインイベントでMASARUと対戦。寺尾は1998年5月18日、当時OPBF東洋太平洋フライ級王者でWBA5位・WBC7位にランクされていたパッキャオと後楽園ホールでノンタイトル戦を行い、3度のダウンを奪われ1R2分59秒でKO負けを喫した、パッキャオに真っ向から立ち向かった日本人ボクサー。パンチだけの試合は1999年、セレス小林との日本タイトルマッチ以来16年ぶり（2008年11月にキックボクシングの試合には出場）。MASARUも元プロボクサーで、4勝（4KO）3敗の戦績を持つ。

　序盤、華麗なフットワークからのパンチの応酬。場内からは大きな歓声が上がる。その歓声に後押しされたのか、寺尾が自力の違いを見せ、徐々にMASARUをケージ際に追い込む。

　上下のコンビネーションから、ボクシングでは反則技のバックハンドブローを放つなどのトリッキーな動きから、ボディブローを的確に決め、最後は左右のボディブローでMASARUをマットに沈めた。

　ケージによるナックルファイト。プロボクシング出身選手にはその現役復帰の勇気を讃え、試合前には復活のレクイエムゴング（9カウント）が鳴らされるなど新しい試み。ボクシング、空手、キック、総合、インド武術、地下格闘技、古武術など様々な競技のバックボーンを持つ個性豊かなナックルファイターたちがケージに集結し、旗揚げ戦を大いに盛り上げた。

＜全試合結果＞

▼第6試合　ナックルファイト　無差別級契約　3分2R
○新井　丈（総合格闘技/キングダム立川コロッセオ）
TKO　1R1分32秒
●加藤慎悟（総合格闘技/矢吹道場）

▼第5試合　ナックルファイト　85kg以下契約　3分2R
○川幡一夫（元プロボクシング/湘南ファイトクラブ）
TKO　2R 48秒
●秋山　牛（琉球武術/キングダム対馬）

▼第4試合　ナックルファイト　65kg契約　3分2R
ー高見沢康介（元プロボクシング/フリー）
ノーコンテスト　1R 46秒
ーゴリラ（地下格闘技/キングダム聖蹟桜ヶ丘）
※高見沢の偶発的なバッティングでゴリラが試合続行不可能に

▼第3試合　ナックルファイト　60kg以下契約　3分2R
○佐藤竜斗（空手/チームGDO）
KO　2R 1分03秒
●ハンマーチンパンジー（総合格闘技/キングダム聖蹟桜ヶ丘）

▼第2試合　女達のナックルファイト　58kg以下契約　2分2R
△佐藤香織（キック/橋本PREBO）
ドロー　判定19－19
△華麗 DATE（インド武術/Team DATE）

▼第1試合　アマチュアナックルファイト　61kg以下契約　2分2R
○麒麟児大輔（総合格闘技/キングダム聖蹟桜ヶ丘）
判定　※19－18
●斎藤雅也（キックボクシング/橋本PREBO）

関連動画

【タイヤファイト】9.21・22プロ＆アマの試合の動画・・・ 【速報動画】11.2「キングダム」超人イリエマンvsねづっち・・・