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【極真 KWU】ロシア世界選手権で日本は2人が金

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2015/10/06(火)UP

KWU(極真世界連合)
「2015 第2回極真世界空手道選手権大会」
2015年10月3日(土)4日(日・ともに現地時間)ロシア・ハバロフスク

今回初参加の新極真会からは、緑代表(右)の長男・緑強志(左)が優勝を飾った

 KWU(極真世界連合)が主催する世界空手道選手権大会が、ロシアにて2日間にわたって開催された。KWUとはスイスに本部があり、複数の極真系国際連盟やロシア国内の極真連盟などが加盟する世界連合体。ロシア副首相のユーリ・トルトネフ氏が共同議長を務め、スティーブ・アニール、ルック・ホランダー、盧山初雄の各氏が共同代表を務める。

 今大会にはKWUに加盟している、ユーリ・トルトネフ氏が代表を務めるAKR(オール極真ロシア:ロシア国内の極真松井派、新極真、IKF、極真館などが加盟)をはじめ、世界各国に加盟道場を持つIFK(イギリス本部、スティーブ・アニール代表)、KWF(オランダ本部 ルック・ホランダー代表)、極真館(日本本部 盧山初雄館長)などのほか、新極真会(緑健児代表)も選手を派遣した。


決勝戦、緑(左)はエレネンコフ(右)のボディを突きで攻めてダメージを与えたが、相手の反則による減点での勝利となった

▼男子 -75kg決勝戦
○緑 強志(新極真会福岡支部)
判定5-0
●エレネンコフ・スヴィトシアヴ (ロシア)

準決勝では父・緑健児の現役時代を髣髴とさせる中段回し蹴りで一本勝ち

 緑は1回戦、右中段回し蹴りと左下突きで技あり2つを奪っての合わせ一本勝ち。準決勝は右中段回し蹴りで一本勝ちと圧倒的な強さで勝ち上がった。

 迎えた決勝戦。蹴りを多用するエレネンコフのボディに緑は突きを集中させる。間合いを詰められたエレネンコフも突きで応戦しようとしたが、顔面を2度続けて殴打し、減点が取られる。

 挽回しようと突きでラッシュを仕掛けるエレネンコフに緑も突きの連打で激しく打ち合う。しかし、ボディを効かされたのか突きを嫌がるエレネンコフが、またも顔面殴打。減点2となる。再開後、再びラッシュをかけての打ち合う両選手だが、間もなく本戦終了となり、判定5-0で緑が優勝を果たした。

長男である強志の優勝を祝福する緑健児代表

 緑健児・新極真会代表は今大会を終え、「今回、新極真会からは緑強志選手が優勝出来ました。日本から出場した選手はみんな大健闘しました。次の新極真の世界選手権大会には今大会に出場しなかった日本のトップ選手たちが出ます。また今大会で上位に入った外国人選手も出場しますが、彼らに負けないように頑張ってくれると思います。期待してください」とコメントしている。

男子 -75kg
優 勝 緑 強志(新極真会福岡支部)
準優勝 エレネンコフ・スヴィトシアヴ (ロシア)
3 位 Carlos Escribano Preciados(スペイン)
3 位 Bratkov Deyan(ブルガリア)


 

右中段回し蹴りで攻める岩澤(左)。右下突きで技ありを奪って決勝を制した

▼男子 -70kg決勝戦
○岩澤寿英(極真館/埼玉県志木支部)
判定5-0
●ゲオルギ・ロタロフ (ブルガリア)

 準決勝で今大会唯一の極真館vs新極真会日本人対決となった岩澤vs其原戦は、本戦、延長戦と一進一退の攻防が続き、マスト判定(必ずどちらかに勝敗をつける)の最終延長戦に突入。最後の最後まで甲乙つけがたい好勝負を繰り広げるが、4人の副審の旗判定は2-2に分かれ、最後は主審の判定で岩澤が2大会連続の決勝進出を決めた。

 決勝戦。岩澤は前蹴りから入って下段と突きにつなぎ、ベヘザードは下段カカト蹴りを多用する。岩澤の右下段が何度も決まり、左上段もヒット。岩澤の下突きに下がるロタロフ。岩澤が左下段からの右下突きで技ありを奪う。岩澤は右の下突きと前蹴りで攻め、ロタロフは胴まわし回転蹴りで逆転狙ったが、判定5-0で岩澤が勝利。日本に王座をもたらした。 

男子-70kg
優 勝 岩澤寿英(極真館/埼玉県志木支部)
準優勝 ゲオルギ・ロタロフ (ブルガリア)
3 位 其原太一(新極真会/大阪東部支部)
3 位 Hojat Samehzada(アフガニスタン)

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