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【DEEP】初防衛に成功した元谷、年末RIZIN出場が決定

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2015/10/17(土)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

DEEP事務局
「DEEP 73 IMPACT」
2015年10月17日(土)東京・後楽園ホール

小島(下)にパウンド連打を見舞う元谷(上)

▼第11試合 メインイベント DEEPフライ級タイトルマッチ 5分3R
○元谷友貴(CB IMPACT/DEEPフライ級王者)
判定5-0
●小島壮太(吉田道場/挑戦者)
※元谷が初防衛に成功。

 現在6連勝中の元谷が初防衛戦を迎えた。挑戦者の小島は柔道からMMA(総合格闘技)に転向して、2012年のプロデビューから負けは1度だけ。現在5連勝でタイトル挑戦のチャンスを得た。

 1R、元谷は右ローを何回もヒットさせ、小島がパンチを打って来るとパンチで迎え撃つ。さらに飛びヒザ蹴りも繰り出す。

 強烈な右ローから左フック、突き刺すような前蹴りで攻める元谷。小島は右ローをもらうたびに体勢を崩すが、パンチを打ち返す。

 2R、パンチとローのコンビネーションで攻める元谷に小島が右の強打を放つ。元谷は組み付くとテイクダウンに成功。バックを奪うが、小島が反転して上のポジションを奪う。

 すると元谷は下からアームロック。小島は外して立ち上がる。

 ブレイク後も徹底して右ローを蹴る元谷。小島の身体が大きく揺らぐ。しかし、残り1分で小島がタックルでテイクダウン。残り時間30秒で元谷がバックに回り、バックマウントから顔面へパンチを見舞った。

 3R、首投げにきた小島のバックを奪った元谷がスリーパーを狙う。長い時間バックをキープし、背後から顔面へパンチを見舞っていた元谷は残り1分で三角絞めから腕十字。しかし、小島は脱出する。残り時間わずかで小島が右ストレートをヒットさせ、元谷もフックを打ち返す。

 勝敗は判定にもつれ込み、元谷が判定5-0で勝利。初防衛に成功した。

 マイクを持った元谷は、「今日はちょっとKOか一本でいいところ見せようとして空回りしてしまいました。小島選手が強かったので。これも自分の実力だと思っています」と試合を振り返ると、「榊原さん、RIZINにもしよかったら自分を使ってください。しっかり自分を出し切るので、もっといい試合をするので頑張ります」と、12月29日(火)・31日(木)さいたまスーパーアリーナで開催される新格闘技イベント『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015』への参戦を直訴。

 リングサイドで観戦していた榊原信行・RIZIN実行委員長は、「元谷君にはぜひ(RIZINのリングに)上がって欲しい。日本が世界に誇れる、UFCでも通用する選手です。本人も出たいと言ってくれたので、当確です。ぜひ世界の強豪との試合を組みたい」と、元谷の参戦にGOサインを出した。

 


 

トヨタ(左)に左ハイを見舞うシング(右)

▼第10試合 セミファイナル 第5代DEEPメガトン級王者決定戦 5分3R
○シング・心・ジャディブ(インド/フリー/K-1 ASIA GP王者)
TKO 2R終了時 ※セコンドからのタオル投入
●カルロス・トヨタ(ブラジル/HARD COMBAT)
※シングが第5代王座に就く。

 K-1 ASIA GPトーナメント制覇を始め、キックボクシングでタイトルを獲得してきたシングがMMAに転向。一部海外メディアにて『RIZIN』で現役復帰するエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)の対戦相手として名前があがったことで注目を浴びた。

 そのシングとメガトン級王座を争うトヨタは現在3連続秒殺KO勝ちのハードパンチャーで、今年7月に開催された『ROAD FC』日本大会では、チェ・ホンマンを1R1分29秒、右フック一発でKOした試合は記憶に新しい。トヨタもまた、ヒョードル戦に名乗りをあげている。

 1R、シングが左インローで先制すると、トヨタが左右フックを振り回す。その迫力だけで場内がドッと沸いた。左ハイキックを放つシング。フックをヒットさせるトヨタにシングもパンチを打ち返し、組んできたトヨタにヒザ蹴り。左ハイを2度ヒットさせたシングに、トヨタは負けじと左フックを叩き込む。

 インターバル中にトヨタが右腕の異常を訴えてドクターチェックが入るが、しばらくして2Rが始まった。

 シングがジャブを突き刺し、トヨタが足を滑らせて転倒したところへサッカーボールキック。立ち上がるとシングは右ローを蹴り、組むとヒジ、ヒザを見舞う。トヨタも負けじと左右フックを繰り出す。両者ともスタミナ切れが著しい。

 そして3Rが始まる直前、トヨタのセコンドからタオルが投入され、シングがTKO勝ち。第5代メガトン級王座に就いた。トヨタは右腕の肉離れで試合続行が難しいと判断された、と試合後に佐伯繁DEEP代表が明らかにした。

 また、リングサイドで観戦していた榊原信行・RIZIN実行委員長は、「2人ともヘビー級を盛り上げていく選手だとは思うが、まだ世界に通用するレベルではない。いいものは持っているので、DEEPでしっかり磨いてRIZINを目指して欲しい」と話し、ヒョードルの対戦相手候補からは一歩後退したようだ。

  

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