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【新極真会】初出場の16歳・南原朱里が殊勲の準優勝

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2015/11/01(日)UP

自分よりも大きなジェペシ(左)に果敢に挑んでいった南原(右)

NPO法人 全世界空手道連盟 新極真会
「第11回オープントーナメント全世界空手道選手権大会・決勝日」
2015年11月1日(日)東京体育館

▼決勝戦
○チェンゲ・ジェペシ(ハンガリー/2013~2015年全ヨーロッパ選手権重量級優勝)
延長2回 判定5-0
●南原朱里(福岡支部/2015年JFKO全日本選手権中量級優勝)
※ジェペシが初優勝。

 女子世界選手権(無差別級)の決勝戦は、ヨーロッパ選手権重量級3連覇のジェペシと、今大会最年少16歳で世界選手権初出場の南原によって争われた。ジェペシは身長173cm、体重69kgで、154cm、53kgの南原を体格で大きく上回る。

 南原は真正面からの打ち合いを挑み、相手の懐に入っての突き。ジェペシも突きとヒザ蹴り。接近してくる南原に後ろ蹴りを放つジェペシだが、南原は懐に入り込んで突きを連打する。

 本戦は判定0-0で延長戦へ。突きで打ち合う両者、ジェペシの蹴りに対して南原は懐に入り込んでの突き。しかし、入り込みすぎてしまい抱え込みで減点を取られてしまう。旗判定はジェペシに旗が2本上がったが引き分け。

 再延長戦、前に出る南原だがジェペシの蹴りが当たり始める。南原は2度の抱え込みでまたも減点となり、突きで勝負をかけるがジェペシの上段回し蹴りが頭部をかすめる。

(左から)準優勝・南原、優勝ジェペシ、3位・佐藤、4位・菊川

 判定は5-0でジェペシ。初の世界選手権優勝に思わず両手を上げて勝利を喜ぶ。試合が終わるたびに笑顔を見せていたジェペシだが、最後に今大会最高の笑顔を輝かせた。

 一方、大健闘するも準優勝に終わった南原は「決勝は絶対に優勝する気持ちでいたので、負けて悔しいです。苦しかった部分もあって反則をしてしまったので反省します」と試合を振り返った。


 

菊川(左)の突きにカウンターの中段回し蹴りを合わせる佐藤(右)

▼3位決定戦
○佐藤弥沙希(和歌山支部/2005・2009・2013年ワールドカップ中量級優勝)
判定5-0
●菊川結衣(芦原会館/2014・2015JFKO全日本選手権軽量級優勝)
※佐藤が3位、菊川が4位に入賞。

 序盤から突きでラッシュを仕掛ける佐藤に、菊川はなかなか手が出ない。

 それでも突きを打ち返す菊川だが、佐藤の左右突きの回転は衰えず、下段回し蹴りも加えて最後まで圧倒。判定5-0で佐藤が3位の座を獲得した。

 最後に力尽きたとはいえ、身長148cm、体重48kgという出場上選手の中でもひと際小柄な体格で、世界の大型選手を相手にここまで戦い抜いてきた菊川に、外国人の応援団からも大きな拍手が沸き起こった。

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