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【ムエタイ】高校2年生・山田航暉、ルンピニースタジアムで完勝

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2016/03/12(土)UP

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「ムエタイ ルンピニークルックライ」
2016年3月12日(土・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム

▼第10試合 110ポンド契約
○コーキ・エクシンディコンジム(=山田航暉/キング・ムエ) 
判定3-0
●ペットプーゲーウ・エミネンエー(タイ)

ルンピニースタジアムで勝利した高校2年生の山田航暉

 高校2年生の山田は17歳ながら戦績のほとんどはタイでの試合で、過去ラジャダムナンスタジアムやルンピニースタジアムでも勝利した経験を持っている。国内での試合数は少ないものの、キック関係者の間では以前から注目されており、国内王者クラスから対戦オファーを拒否されることもしばしばあるようだ。“国内未知の強豪“ともいえる山田はこの日も安定した強さを見せる。

 序盤から積極的に攻めるペットプーゲーウは、パンチとローキックで山田を攻めたてる。山田も打撃戦は臨むところとあってこれに応じ、パンチとローキックの激しい応酬。

 途中、ペットプーゲーウは山田のミドルキックをキャッチして足に向けてヒジ打ちを落とすなどの大技を見せる。しかし、2R終盤、山田の右ストレートがクリーンヒットし、ペットプーゲーウがダウン。すぐに起き上がったためダウン宣告とはならなかったが、賭け率もここでイーブンとなった。

 中盤からはペットプーゲーウが前に出て首相撲勝負に来るが、ここでも山田は落ち着いて良い体勢を作っていき、ヒザをうまく当てる。スタミナ充分の山田は4Rでも動きが落ちずリードを保ち、最終Rは前蹴りとジャブで試合をコントロール。山田の完勝となった。

 試合後、山田は「前の試合より少しだけ成長したのが自分でもわかってよかったです。もっと力をつけてまずは日本のベルトに挑戦したいです!」と国内メジャータイトルへの挑戦を口にした。国内のフライ級戦線に殴り込みをかける山田、今後の活躍に注目が集まる。

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