2016/04/24（日）UP
（最終更新：2016/04/28 17:48）

１年ぶりの復帰戦となった久米が、序盤から力強い打撃を繰り出した

パンクラス
「PANCRASE 277」
2016年4月24日（日）東京・ディファ有明

▼第9試合　ライト級　5分3R
○久米鷹介（ALIVE/パンクラス・ライト級5位）
判定２－１　※29－28　28－29　29－28
●石川英司（GRABAKA/パンクラス・ライト級9位）

　１年ぶりの復帰戦となった久米が、36歳のベテランファイター・石川を迎え撃つ。お互いに激しく組み合う一戦となった。

右の蹴りを放つ久米

　１R、お互いにパンチと蹴りを打ち合うアグレッシブな立ち上がりだったが、中盤に石川が久米を倒し、サイドポジションを奪う。石川のクラッチが一瞬緩んだところを、久米は一気に体を仰け反り、逃げようとする。

バックを奪われ苦しい表情を浮かべる石川

　２R、開始早々から久米が前に出る。石川をロープ際に追いやり、テイクダウンに成功。ハーフガードの石川の足を外し、久米は一瞬マウントをとるが、石川が回転し背を向けたところでバックを奪い、コツコツとパンチを当て続ける。終了間際には久米が一瞬の石川の左腕に腕ひしぎを決めようとする。

　３R、石川が右のパンチを放ったところ、久米がかわして組み付き、ケージに押しつけ倒そうとする。足下に潜り込んでくる久米の頭を抑え、石川は必死に耐えるも倒されてしまう。起き上がろうとする石川に対し、久米はそのままパンチを振り下ろし続けた。

１年ぶりの勝利を挙げた久米（右）に対し、厳しい表情を浮かべた石川（左）

　両者、激しく組み合う展開が続いたが、判定は２－１で久米。「一年ぶりの復帰戦で厳しい試合だったが、次に繋がる勝利」と久米は振り返った。

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強烈な左ミドルキックを再三叩き込んだクレベル

▼第8試合　バンタム級　5分3R
○ビクター・ヘンリー（アメリカ/CW/HF/同級2位）
判定３－０　※30－27　30－27　30－28
●アラン“ヒロ”ヤマニハ（TS GYM/同級4位）

ビクターは時折、廻し蹴りも放つなど、打撃のバリエーションの豊富さを見せつけた

　外国勢同士の対決となった一戦。

　１R、ビクターが鋭いパンチと蹴りで主導権を握り始める。打撃に押されるヤマニハはケージを背にする展開。ヘンリーが優勢に試合を進める。

寝て逃げるヤマニハに対し、ビクターは上からパウンドを振り下ろした

　２R、ヘンリーの左ミドルキックを右の脇腹にまともに受けたヤマニハの足が一瞬崩れる。体勢を立て直そうとするヤマニハだが、すかさずヘンリーがケージ際にヤマニハを押し込み、首相撲の状態からヒザを腹に打ち込んでいく。苦しいヤマニハは自ら下に寝て逃げるが、ヘンリーはパウンドを振り下ろす。

防戦一方となるヤマニハに容赦なくヒザを連打するビクター

　３R、逃げるヤマニハに対しビクターが詰め寄りプレッシャーをかけ続ける。ヘンリーの放った左ミドルが再びヤマニハの脇腹にヒット。苦しい表情を見せたヤマニハに対し、ヘンリーは首相撲の体勢でヒザを蹴りを連発する。耐え展開が続いたヤマニハだったが、残り時間１分となったところでヘンリーのテイクダウンに成功し、最後の意地を見せた。

勝ち名乗りを挙げたビクター（右）とがっくりうなだれたヤマニハ（左）

　判定３ー０で、終始有利に試合を進めたヘンリーに軍配が上がった。

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▼第6試合　ミドル級　5分3R
○新村優貴（TEAM CLIMB/パンクラス･ミドル級5位）
判定３－０　※29－28　30－27　29－28
●ボブ・アームストロング（ALIVE/パンクラス･ミドル級2位、2015年ネオブラッドトーナメント同級優勝＆MVP）

▼第5試合　フライ級　5分3R
○マモル（シューティングジム横浜/パンクラス・フライ級10位）
判定２－１　※29－28　29－28　28－29
●仙三（FREEDOM＠OZ/パンクラス・フライ級4位）

▼第4試合　フライ級　5分3R
○山本　篤（フリー/パンクラス・フライ級9位）
判定３－０　※三者ともに29－28
●荻窪祐輔（K-PLACE埼玉格闘技道場/パンクラス・フライ級6位）

▼第3試合　ライト級　3分3R
○山﨑悠輝（パンクラス大阪稲垣組）
TKO　３R９秒　※グラウンドのパンチ
●KAZZ（GRABAKA）

▼第2試合　フェザー級　3分3R
○中原由貴（マッハ道場）
判定３－０　※三者ともに30－27
●稲葉　聡（秋本道場jungle junction）

▼第1試合　バンタム級　3分3R
○ハルク大城（ボスジム）
判定２－１　※29－28　29－28　28－29
●蓮實　光（パラエストラ栃木）

※以下はメイン終了後
▼第14試合　バンタム級　3分3R
○上久保周哉（ハニートラップ）
判定３－０　※三者ともに30－27
●平岡将英（KRAZY BEE）

▼第14試合　バンタム級　3分3R
○高橋　誠（パラエストラ松戸）※デビュー戦
判定３－０　※三者ともに29－28
●前野辰一（グレイシーバッハ東京）