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【シュートボクシング】タップロン、不可思、北斗がKOの競演

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2016/06/05(日)UP

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北斗(右)が顔面ヒザ蹴りでダウンを奪った

▼第8試合 エキスパートクラス特別ルール スーパーウェルター級 3分3R
○北斗拳太郎(ボスジム/SB日本スーパーウェルター級1位)
KO 1R終了時 ※右フック
●田中STRIKE雄基(BFA-SEED)

 人気漫画『北斗の拳』のキャラ真似でおなじみの“なりきり格闘家”こと、北斗拳太郎は、これまでキックボクサーの外敵として参戦していたが、今大会より正式にSBの一員として出場することになった。

 対する田中はグローブ空手やキックボクシングの経験をベースに名古屋を本拠地とする『HEAT』で活躍。キックルールでは19戦16勝3敗の戦績を残しており、総合格闘技にも挑戦している。

 1R、ジリジリと間合いを詰める北斗。最初の打ち合いを制したのは田中で、その後も何度かの打ち合いでパンチを当てていく。

 しかし、北斗が首相撲からのヒザ蹴りに持ち込むと形勢逆転。北斗は左フックもヒットさせていき、首相撲からのヒザを顔面に叩きこんでダウンを奪う。最後は右フックで仕留め、豪快なKO勝ちを飾った。

 北斗はマイクを持つと、「ボス神拳伝承者・北斗拳太郎だ。今日、実は私の大切な友人が遠いところに旅立ってしまう。だからKOで見送りたいと思っていた。それが実行できてよかった」と、KOを旅立つ友人に捧げると語る。

 続いて、「シーザー老師に用意された外敵退治。その役目を果たすことが出来た。だからそろそろ、SBのベルトを準備して欲しい。シーザー老師、少しでもいいので考えてくれ」と、タイトルマッチを控えめに要求。

 そして最後に「今日はボス神拳を使うまでもなく倒してしまったので、(予告していた必殺技の)天空山崩拳(てんくうざんほうけん)は次回に持ち越しだ。SBの掟は俺が守る」と言ってリングを去っていった。


 

飛びヒザ蹴りを繰り出すジャダン(左)。坂本(右)は思うように攻撃を当てることが出来なかった

▼第9試合 エキスパートクラス特別ルール 70.5kg契約 3分3R
○バグダッド・ジャダン(フランス)
判定2-0 ※30-29、30-29、29-29
●坂本優起(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級王者)

 ここ4試合で1勝3敗と負けが先行し、崖っぷちに追い込まれているSB日本スーパーウェルター級王者・坂本が、フランス人ファイターのジャダンを相手に初の国際戦に臨んだ。

 1R、ジャダンはロングリーチからの左右ストレート、首相撲からのヒザ蹴りで前へ出て攻めまくる。このパワーに押される坂本だが、左右フックを打ち返す。

 2R、坂本は打たれても持ち前のタフさを発揮してパンチで前へ出て行くが、なかなかヒットを奪うことが出来ない。逆にジャダンはヒザ蹴り、左右のストレートを当てていく。

 3Rも前に出る坂本だが、カウンターの右フックを2度被弾。それでも前へ出てジャダンを攻めていく。後半スタミナ切れを起こしたジャダンだが、首相撲からのヒザ蹴りに持ち込んでピンチをしのぐ。

 勝敗は判定にもつれ込み、初参戦のジャダンがSB王者から勝利を収めた。坂本はこれで3連敗と危機に追い込まれた。

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