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【DEEP KICK】山口侑馬、ボディ狙い撃ちで初防衛に成功

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2016/07/17(日)UP

 

挑戦者・上杉文博(左)を追い込む王者・山口侑馬(右)

DEEP☆KICK実行委員会
「DEEP☆KICK30」
2016年7月17日(日)大阪市立旭区民センター大ホール

 関西を拠点に活動するDEEP KICKが設立7周年を迎え、30回記念大会を開催した。旗揚げ第1戦は2009年7月5日、ZEPP OSAKAで長島☆自演乙☆雄一郎プロデュースという形で行なわれている。今回は記念大会ということで、DEEP KICKの4大王者揃い踏みというマッチメークが組まれた。

▼第18試合 メインイベント2 DEEP☆KICK60kg級タイトルマッチ 3分3R
○山口侑馬(山口道場/同級王者)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-28
●上杉文博(究道会館/同級1位/挑戦者)
※山口が王座防衛に成功

 上杉とは3度目の対戦となる侑馬。過去2戦2勝(1KO)と分は良かったが、試合開始早々攻勢に出たのは雪辱を誓う挑戦者・上杉の方だった。右フックを浴びた侑馬が一瞬効いた素振りを見せる。しかし1R中盤以降、侑馬は得意の左ボディ打ちで反撃を開始し、試合の流れを引き戻す。

 続く2Rになると、侑馬はエンジン全開。執拗なボディ攻撃で上杉を窮地に追い込む。2分過ぎには、上杉が自らの腕で山口の左ボディフックをガードするほどに。試合は完全に侑馬のペース。観客の声援を背に、侑馬の攻撃はさらに加速する。

 上杉も3R2分過ぎからは相手と額を合わせて打ち合う見せ場を作ったが、時すでに遅し。結局、三者とも30-28のスコアで初防衛に成功した侑馬は「この間兄がRIZINに出て、言葉で表せないほどの迫力を感じました。結果は全然あかんかったけど、ふたりで再びRIZINに戻ってこようと心に誓いました」と締めくくった。

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山口裕人(右)がキム・ファテ(左)を右フック強襲

▼第17試合 メインイベント1 63g契約 3分3R
○山口裕人(山口道場/同級王者)
TKO 1R 1分10秒
●キム・ファテ(韓国)

 DEEP☆KICK60kg級王者・山口侑馬の3歳上の兄である裕人がキムと対戦した。試合開始早々、キムがいきなり突っ込んでくると、セコンドから「ガードを上げろ」の声。裕人は冷静にキムの動きを見極めると、ボディフック一閃。この一発でキムは苦悶の表情を浮かべながら前のめりに倒れ込んだ。なんとか立ち上がったキムだったが、再びボディフックの連打されると悶絶した。1R1分10秒、裕人の鮮やかな秒殺KO勝ちだ。

 マイクを握った裕人は「どうですか? 俺の試合、面白いでしょう? 今日はメインを侑馬にとられました。まあ一瞬で終わると思うけどね」と防衛戦に臨む弟をフォローすることも忘れなかった。

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●次ページ:DEEP KICK55kg級王者・鈴木真彦とRISEスーバーバンタム級2位・宮崎就斗が激突

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