【NJKF】ゴーンサックがハイキック一閃KO勝ち
NJKF王座決定戦が約1年半ぶりの再戦の舞台となった能登（左）と大田（右）
▼セミファイナル（第13試合） NJKFフライ級王座決定戦 3分5R
○能登龍也 (VALLELY/NJKFフライ級2位）
判定2－0 ※48－48、48－47、49－48
●大田拓真 (新興ムエタイジム/NJKFフライ級1位）
※能登が新王座に就く。
大田はジュニアキックを経て高校入学と同時にプロデビュー、7勝1敗1分で10戦目にしてタイトルマッチへ辿り着いた。対する能登は5勝（5KO）2敗3分で、大田のデビュー戦の相手でもある。その時はドローに終わっており、今回が決着戦。
1Rはお互いに強い右ローを蹴り合い、能登はそこから右ストレート、大田はヒジと組んでのヒザ蹴りにつなげる。
2R、能登が前へ出るところへ左ミドルを見舞い、左ヒザを鋭く突き刺す大田。能登は右ストレートをボディと顔面に打ち分けるが、大田のカウンターのヒザ、首相撲からのヒザをもらう。しかし、首相撲での優勢に油断したか、能登の接近しての右フックでダウンを喫する。
3R、フックを強振して倒しにかかる能登に、大田は右ロー、左ミドルで応戦。強気にパンチを連打して前へ出る能登。大田をコーナーやロープ際へ詰める場面が目立つ。
4R、大田は構えを左右に変えながらミドルとヒザ。右ストレートをヒットさせると能登がたたきつけるような左右フック、左ボディブローを見舞う。能登の圧力にコーナーへ詰まってしまう大田。
5Rは大田が前へ出て左フックとヒザ蹴りの猛攻。パンチで向かってくる能登にヒジも狙う。すると能登はローを蹴って距離をとり、大田は組み付いてのヒザ蹴り。
追い上げた大田だが、判定は2－0で能登。新王座に就いた能登は「勝つと思っていなかったので何も考えてなかった。負けるってみんなから言われてて。でもキックを一生懸命やってモノになることが出来ました」と、控えめに勝利者インタビューに答えた。
威力のある右ストレートを繰り出す金子（右）
▼第12試合 交流戦 56kg契約 3分3R
○金子貴幸 (GANGA/NJKFスーパーバンタム級王者）
判定2－0 ※29－29、29－28、30－29
●岡田有晃 (谷山ジム/元Big bangスーパーバンタム級王者）
今年5月に王者となった金子が、元Big bang王者・岡田を迎え撃った。両者は2014年12月にBigbangで対戦し、ダウンを奪った岡田が勝利を収めている。
1R、強い右ミドル＆ローから思い切り左右フックを振り回す岡田に、金子は打ち終わりを狙った右ストレートを打つ。
2R、お互いに相手のローにパンチを合わせようとする展開に。至近距離でのフックの打ち合い、岡田がバックハンドブローを繰り出す場面もあったが、手数の少ないラウンドとなった。
3R、右ストレートで突進した金子がバックスピンエルボー。これで岡田の左目上のカットに成功し、流血に追い込む。ドクターチェック後、岡田はパンチでの打ち合いに行くが金子は距離を取り、飛び込んでのヒザ蹴り。岡田にインファイトを許さず判定勝ちした。
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