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【空道】全日本王者が敗れる中、女子・大谷が優勝=ワールドカップ

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2017/02/12(日)UP

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国際空道連盟
「第2回空道ワールドカップ」
2017年2月12日(日・現地時間)インド・ムンバイ

日本人選手団の中で唯一人、優勝を果たした大谷

 ワールドカップは、4年に1度東京で開催される世界選手権大会の2年後に行われる国際大会。第1回大会はロシアで開催された。各地域大会により選抜された各国代表選手による体力別(身長+体重の数値=体力指数でクラス分け)トーナメント戦で、世界選手権大会よりも参加国・参加人数が絞られている。

 2019年に開催される世界選手権での空道母国・日本の復権に向け、試金石的な意味合いをもつこの大会。ロシアの独壇場と化している空道世界勢力図を塗り替えるべく、日本はトップ選手たちを送り込んだが、結果は厳しいものとなった。

 270+クラスに出場した2016年全日本無差別王者・野村幸汰は決勝でマラット・アリスカーコブ(ロシア)に後ろ蹴りで効果を奪われ敗退。-250クラスに出場した2015年全日本無差別&2016年全日本体力別-250クラス王者・清水亮汰も、同じく決勝でイゴル・ペルミンの右フックでダウンを喫し、衝撃の一本負け。2年前の世界選手権ではペルミンに勝利していただけに、リベンジを果たされた形となった。日本のツートップはともに準優勝という結果に。

昨年の全日本無差別選手権では2連覇を達成した大谷

 清水と2015年全日本無差別の決勝を争い、2015・2016年全日本体力別-230クラスを2連覇している目黒雄太は、3回戦でカザフスタンの選手に上段回し蹴りで効果を奪われ、敗退。

 2016年全日本体力別-240クラス王者・田中洋輔は-240クラスの3回戦でジョージア(=グルジア)の選手に判定負け。同-260クラス王者・加藤和徳も3回戦でウクライナ人選手の上段パンチで効果を3つ奪われて敗退。

 選手を派遣しなかった-270クラスを除いて、全階級で現在の全日本王者たちが敗れるという結末となったが、世界に一矢報いたのが女子クラスに出場した2015・2016年全日本女子無差別&全日本女子体力別215+王者・大谷美結(大道塾札幌西支部)だった。

 大谷は名門・東海大学柔道部のチームメンバーとして全日本学生団体選手権3位の実績を持ち、空道に転向してわずか1年で2015年の全日本女子無差別で優勝を果たした世界を狙える逸材。今大会の決勝では、イワノワ・ダリナ(ウクライナ)から大外刈り→ニーオンベリー(ヒザで寝ている相手を上から抑え込む技)→キメ突き(空道では寝技状態での顔面パンチは寸止めで行う)で効果を奪い、見事優勝を果たした。

●編集部オススメ記事
・男女ともに東海大学柔道部出身が優勝 
・史上最年少の無差別王者・清水亮汰ら新鋭が猛威振るう

<各階級優勝者>
-230:コリャン・エドガー(ロシア)
-240:Rauli Tutarauli(ジョージア)
-250:イゴル・ペルミン (ロシア)
-260:アダム・カリエフ (ロシア)
-270:Davlat Boltaev (タジキスタン)
270+:マラット・アリスカーコブ(ロシア)
女子:大谷美結(日本)

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