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【MA日本キック】島野がJ-NET王者・鷲尾を逆転KO&王座防衛

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2017/04/30(日)UP

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MA日本キックボクシング連盟/士道館
「Festival of Martial Arts~FIGHT FOR PEACE8~」
2017年4月30日(日)東京・後楽園ホール

KOを量産するファイター、島野(右)が逆転KOを狙い鷲尾(左)を追い込む

▼第7試合 MA日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分3R延長1R
○島野浩太朗(菅原道場/MA日本スーパーフェザー級王者)
KO 2R1分51秒 
●鷲尾亮次(レグルス池袋/J-NETWORKスーパーフェザー級王者)
※島野が初防衛に成功

 昨年7月に地元・千葉で王者に輝き、今回が初防衛戦となる島野は15勝のうちKOが11つもあるハードパンチャー。MAのリング以外にK-1、Krushでも活躍し、3月のKrush-60kg挑戦者決定トーナメント一回戦で“DYNAMITE”髙橋佑太を下し、5月の準決勝進出を決めていたが、今大会の出場が決まり出場失格に。対する挑戦者の鷲尾は蹴り技を得意とする現J-NETWORKスーパーフェザー級王者。

 1R、鷲尾が右ロー、左ミドルと蹴り技で主導権を握る展開。島野は劣勢になりながらパンチをまとめる場面もあったが、鷲尾のテンカオが突き刺さる。試合後に「アバラを折ったかもしれない」と語っていた島野は負傷箇所をかばいながらの戦いを余儀なくされる。終了間際には鷲尾にラッシュを仕掛けられ、島野は防戦一方に。

 2R、前に出続ける鷲尾は左右の蹴りでペースを握る。下がる一方の島野だが、持ち味の豪快な左右フックを振り回して前に出ると右フックをクリーンヒットさせダウン奪取。チャンスと見た島野はラッシュを仕掛け鷲尾をコーナーに追い込むと、再び右フックを炸裂させ逆転KO勝ちした。

 マイクを握った島野は「菅原道場に入り10年になります。何もなかった自分を菅原会長が作ってくれました。いつかグローブを置く時までに最高の自分を作り上げます」とコメントした。


 

右ストレートでKO勝ちしたロバーツ(右)

▼第9試合 メインイベント MA日本ヘビー級統一王座決定戦 3分3R延長1R
○アレックス・ロバーツ(空柔拳会館/MA日本ヘビー級王者)
KO 1R1分8秒 ※右ストレート
●ミハイロ・ゴディネツ (ウクライナ/士道館ウクライナ/MA日本ヘビー級暫定王者)
※ロバーツが初防衛に成功

 7つの団体の王者が集結した5大タイトルマッチが行われた今大会。メインイベントでは、2014年1月に楠ジェイロとの王座決定戦を制し、王者に輝いたロバーツが初防衛戦、昨年4月にロバーツとの一戦が流れ、暫定王者に就いた7戦無敗ゴディネツと対戦した。

 1Rゴングと同時に仕掛けたゴディネツは大振りの左右フックでロバーツを追い込み、後ろ蹴り、さらに上段後ろ回し蹴りと次々にヒットさせていく。

 ロバーツは鼻血を出し大ピンチを迎えるも、接近戦で右ストレートをクリーンヒットさせダウンを奪う。立ち上がるゴディネツはダメージを感じさせることなく打ち合いにいくと、再びロバーツが右ストレートをクリーンヒットさせKO勝ち。マイクを握ったロバーツは「2年ぶりの試合でしたが勝てて良かった。まだまだMAの王座を防衛し続けて、11月のK-1ヘビー級トーナメントに出たい」とK-1参戦をアピールした。

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