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【ROAD FC】下石康太が盤石の一本勝ちで初戦突破=100万ドル世界トーナメント

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2017/07/15(土)UP

強烈なフックを叩き込むモー(右)

▼メインイベント 無差別級タイトルマッチ 5分3R・延長1R
○マイティー・モー(アメリカ/ROAD FC無差別級王者)
TKO 2R 2分27秒
●カン・ドングク(韓国/挑戦者)
※モーが2度目の防衛に成功。 

モー(左)は昨年12月の初防衛戦で、カルロス・トヨタ(右)を試合開始わずか70秒でKO

 今回が2度目の防衛戦となるモーは、かつて“怒濤のサモアンフック”の異名で活躍した元K-1ファイター。2015年10月からROAD FCに参戦、昨年9月にチェ・ホンマンを初回KOで破り、悲願の初戴冠を果たした。昨年12月にはカルロス・トヨタも初回KOに下し、46歳で初防衛に成功している。

 一方、挑戦者のドングクは1999年から2002年まで韓国レスリング代表として活躍。2012年11月のROAD FCでMMAプロデビューを迎え、寝技世界一の実績を持つジェフ・モンソンに善戦した。しかし、以降は試合を行っておらず、試合経験はモンソン戦のみ。今回、約4年8カ月ぶり2度目の実戦をタイトルマッチで迎える。

 1R、ドングクはリングを回りながらパンチで一気に踏み込むが、モーはすぐさま強烈な右フックカウンターで顔面を狙う。ドングクは左フックも被弾、タックルも切られてしまうと、徐々に消極的になりレフェリーから2度の減点を受けてしまう。 

 2R、モーの強打に耐え続けていたドングクだが、タックルを潰されるとそのままトップを許し、右の鉄槌を被弾し続ける状態に。何もできないドングクの様子を見て、レフェリーが試合を止めた。モーが力の差を見せて、2度目の王座防衛に成功した。


福田(左)の顔面を強力なパンチで狙うフン(右)

▼ミドル級ワンマッチ 5分3R
○キム・フン(韓国)
TKO 2R 38秒
●福田 力(GRABAKA/元DEEPミドル級&元ROAD FC同級王者)

 福田はUFCも経験したベテランで、2015年7月にROAD FCミドル級王座を獲得。昨年1月の初防衛戦でTKO負けして王座陥落となったが、今年2月の再起戦に勝利して王座奪還を狙う。

 対するフンは今回が約2年ぶりの復帰戦。9勝11敗2分の戦績ではあるが、2011年10月に開催された中国のLFCにて現UFCミドル級暫定王者ロバート・ウィテカーに一本勝ちしており、侮れない相手だ。

 1R、福田が右ジャブと左ストレートをヒットさせてケージに押し込むが、フンがヒザ蹴りからパンチ連打で攻勢に。福田は片足タックルから組んで回避する。いったん離れると、リーチと体格で勝るフンの鋭い左右フックやアッパーに押し込まれるが、福田も距離を詰めてパンチを返す。

 2R、両者は激しいパンチの打ち合いに。福田が押し込むが、フンはケージを背負いながら左フックカウンター。これが効いた福田にフンは追撃のパンチをラッシュする。

 ピンチに陥った福田はタックルを仕掛けるが、フンはテイクダウンを許さず上から拳を落とす。最後は亀の状態になった福田に背後から鉄槌を連打したところで、レフェリーストップとなった。

 2年ぶりの実戦とは思えない強さを見せたフン。元王者をTKOに下し、王座戦線に浮上することとなった。


 

鋭いパンチを繰り出すライカ(左)

▼女子フライ級ワンマッチ 5分2R
○ライカ(RIGHT THING Academy)
判定2-1
●キム・ヘイン(韓国)

 今大会唯一の女子カード。ライカは女子プロボクシングでIFBA世界スーパーライト級、WIBA世界 ライト級、OPBF東洋太平洋女子ライト級の三冠王に輝いた実績を持ち、2014年9月にMMAプロデビュー。現在までに5勝4敗1無効試合の戦績を収めている。

 対するヘインはテコンドー出身で、昨年9月にROAD FC女子部門の期待の新生をとしてMMAプロデビュー。初陣は引き分けに終わり、今回のプロ2戦目で初勝利を狙う。

 1R、ミドルを中心に先手先手で仕掛けるヘインに対し、ライカは組みついてケージに押し込む展開が続く。投げからテイクダウンを狙うが、ヘインもしっかりと踏ん張る。

 2R、なおも先手を取るヘインはミドルやバックスピンキックからパンチにつなげる。ライカはしっかりと組みついてケージに押し込み、右をコツコツと顔面に当てる攻め。離れるとヘインはパンチ連打で反撃。ライカはここも組みついて凌いだ。

 勝敗の行方は判定に。得意のパンチではなく、組んで勝負したライカが接戦を制した。

●次ページ:最速7秒決着あり、ライト級世界トーナメントそのほか試合結果

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