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【Krush】軍司泰斗が3度ダウン奪い王座戴冠、隆聖も根性見せる

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2017/09/08(金)UP

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2年ぶりの復帰戦で判定勝利した山内(右)

▼第6試合 Krush -70kg Fight 3分3R 延長1R
○山内佑太郎(HALEO TOP TEAM)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-29
●小鉄(K-1ジム目黒TEAM TIGER)

 山内は2015年10月の中島弘貴戦で右ヒザ前十字靭帯断裂の大ケガを負ったことで戦線離脱、今回約2年振りの復帰戦となった。両者は2015年8月に対戦し、山内が判定勝ちしている。

 1R、小鉄は強い左ロー。山内は距離を取ろうと前蹴りとジャブ。終盤、左フックからのボディストレートを打ち込んだ山内は右ハイ、右ストレートで小鉄をロープに追い込む。

 2Rに入ると山内が老獪なテクニックで主導権を握る。距離を支配された小鉄は距離を詰めて応戦するも、バッティングで左目尻をカットしてしまう。
 
 3R、山内が遠い距離から右ミドル、右ストレートを当てる。一方、小鉄の攻撃は空を切るばかり。小鉄の攻撃を完全に見切った山内はハイキックや後ろ回し蹴りなどの大技を出し、試合終了。約2年振りの復帰戦とは思えない程の老獪なテクニックを見せた山内が判定3-0の完封勝利。
 
 試合後のマイクで「37歳で怪我をして、39歳であきらめきれずに戻って来ました。いつも練習を見てくれている三崎(和雄)さん、HALEO TOP TEAMのみんな、ありがとうございました。あともう一つ、2年前ケガした時と同じ時期に僕の父親も倒れました。父親は僕がアマチュアの時から試合を観てくれていて、今日はネット配信で観てくれています。普段はこんなこと言わないですけど、お父さん、お母さん、ありがとうございます。お客さんがこんなに応援してくれる人間になりました」と両親へ感謝を伝えた。


トーナメントの中心人物、平岡(左)をパンチ連打で圧倒した松下(右)

▼第5試合 初代Krush女子 -45kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R
○松下えみ(T-KIX GYM)
判定3-0 ※三者とも30-28
●平岡 琴(K-1ジムYOKOHAMA TEAM TORNADO)

 5月にプロ6戦目で女子キック8冠王Little Tigerに勝利する大金星を挙げた平岡が女子-45kg級のベルト新設を宮田プロデューサーに直談判したことで今大会から開幕した初代Krush女子-45kg王座決定トーナメント。

 1Rから松下がパンチ連打を仕掛け、手数でリードする展開に。2Rに平岡は左ミドル、前蹴りで突き離すも松下の連打で押し込まれる。ダメージはなく攻撃を返す平岡だが、与える印象は悪い。

 3R、上段後ろ回し蹴り、ハイキックと平岡は大技を繰り出すも、松下に距離を潰され連打を浴びてしまう。判定で松下が平岡を撃破、来年1月にCOMACHIと王座決定戦で争うこととなった。

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