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【UFC】リョート・マチダ、2年半ぶり復帰戦で初回KO負け

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2017/10/28(土)UP

マイア(左)にテイクダウンを許さず、コビントン(右)が着実にパンチのヒットを重ねた

▼セミファイナル ウェルター級 5分3R
○コルビー・コビントン(アメリカ/同級7位)
判定3-0 ※29-27、30-27、30-26
●デミアン・マイア(ブラジル/同級3位)

 柔術や組み技の世界大会で優勝した実績を持つマイアは、2007年10月からUFCに参戦し、2010年4月には当時のミドル級王者アンデウソン・シウバに挑戦するなど活躍。2012年7月からウェルター級に転向すると、現在までに10勝3敗の好戦績を収めている。今年7月には同級王者タイロン・ウッドリーに挑戦するも判定で敗れ、7連勝がストップ。今回が再起戦となる。

 対するコビントンはレスリングをバックボーンに持ち、12勝1敗の戦績を誇る実力者。2014年8月からUFCに参戦し、現在4連勝中と好調を維持する。6月大会では韓国の強豪キム・ドンヒョンに判定勝ちしている。 

 1R、序盤から左のパンチが冴えるマイアは、伸びのある左のオーバーハンドをたびたびヒットさせる。これが効いたコビントンは、マイアが追撃モードに入ると、笑みを浮かべながら走って離れる。

 右目の上から出血が見られるコビントンだが、左ローをコツコツと返しながら、豪快な左フックと右アッパーで顔面を狙い、徐々に反撃開始。勢いを取り戻したコビントンは、左右パンチ連打でマイアにケージを背負わせる場面も作る。終盤にマイアはタックルを仕掛けるが、コビントンはがぶってテイクダウンを許さない。

 2R、開始直後にマイアは片足タックルを仕掛けるが、コビントンはテイクダウンを許さず離れる。パンチ連打で前に出て来るコビントンに対し、マイアはしぶとく3度のタックルを仕掛けるが、いずれもテイクダウンに至らない。

 両者とも疲れから動きが落ちるが、より疲労の色が濃いのはマイア。コビントンは左のオーバーハンドから右アッパーをヒットさせる。マイアは4度目のタックルも失敗すると、なかなか起き上がることができない。

勝利したコビントンは、血まみれのままおどけて見せた

 3R、コビントンが右ジャブから前に出て、左のオーバーハンドを振るう。マイアはふらつきながら力なくパンチを返す状態となり、タックルも仕掛けるが勢いがない。コビントンは難なくタックルを切ると、パンチをコツコツと当てる。終盤、コビントンは再びタックルをがぶって潰すと、上からパウンドを落とし続け、マイアの顔面を血に染めた。

 コビントンが大差の判定勝ち。試合後、勝利者インタビューに応えるが、ブラジル人サポーターからの大ブーイングに「今日はもう通訳する必要はないだろ!」と英語で吠えた。

Photos by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images


▼バンタム級 5分3R
○ペドロ・ムニョス(31=ブラジル/同級12位)
一本 1R 4分03秒 ※ギロチンチョーク
●ロブ・フォント(30=アメリカ/同級13位)

 1R、フォントは顔面へのパンチ連打から左ハイ、さらに間合いを保ちながらアッパー、エルボー、ボディフックをテンポ良く打ち込む。ムニョスは右ローを返しながら徐々に手数を増し、左ボディフックと右フックをヒットさせるが、フォントの右フックカウンターをしばしば被弾し、鼻骨付近から出血。

 だが、ムニョスは打撃戦から左フックでアゴを打ち抜き、たまらずタックルを仕掛けてきたフォントに電光石火のギロチンチョーク。これがかっちりと極まり、フォントはすぐにタップした。

●次ページ:ブラジル人ファイターたちが躍動

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