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【ONE】ミドル級王者がヘビー級の秒殺KO男に一本勝ち、団体史上初の無差別級マッチを制す

2017/11/04(土)UP

ONE Championship
「ONE:HERO’S DREAM」
2017年11月3日(金・現地時間)ミャンマー・ヤンゴン トゥウンア・ナショナルインドアスタジアム

ギロチンチョークで絞め上げるエヌサン(下)

▼メインイベント 無差別級ワンマッチ 5分5R
○アウンラ・エヌサン(32=ミャンマー/ONEミドル級王者)
一本 1R 4分31秒 ※ギロチンチョーク
●アラン・ンガラニ(42=カメルーン)

 ONE Championship(通称ONE)で初となる無差別級マッチ。ミドル級王者エヌサンが二階級上のヘビー級戦士ンガラニに挑んだ。

 エヌサンは母国ミャンマーでは英雄的存在のファイター。2005年にMMA(総合格闘技)プロデビューし、アメリカのKOTC(King of the Cage)やROC(Ring of Combat)といった老舗プロモーションで試合を経験。2014年1月からONEに参戦し、今年7月の大会でヴィタリー・ビグダッシュからミドル級王座を奪取した。今回が戴冠1戦目となる。

 対するンガラニはキックボクシングやムエタイで活躍し、2013年9月にONEでMMAプロデビュー。デビュー戦では鮮やかな後ろ回し蹴りを見舞い31秒でKO勝ち、現在までの継続参戦に繋がるインパクトを残した。今年9月の大会では、日本トップクラスの柔術家・関根“シュレック”秀樹をわずか11秒でKOしている。

 ONEの体重規定では、ミドル級が84.0kg以上から93.0kg以下、ライトヘビー級が93.1kg以上から102.1kg以下、ヘビー級は102.2kg以上から120.2kg以下。だが、試合前に両者がケージ中央で対面すると、エヌサンは身長でンガラニを上回り、体格差はそれほど感じさせない。さらにエヌサンには、その一挙一動に熱い眼差しと大声援を送る母国ミャンマーの大観衆からのサポートがあった。

 1R、ンガラニの前蹴りに合わせて、エヌサンは右のオーバーハンドを振るいながら一気にタックルでテイクダウンを狙う。だが、ンガラニはケージを背に踏ん張り、エヌサンが下に潜り込んで足を掛けてきたところを上から潰す。下になったエヌサンはスイープ(上の相手をひっくり返して上下を入れ替える技)を狙うが、ンガラニはパウンドを落としながら上をキープ。

 再びスイープを狙うエヌサン。ンガラニは立ち上がると、エヌサンもケージを背に立ち上がる。だが、エヌサンはすぐさま組みの攻防からンガラニの首をギロチンチョークに捕らえ、そのまま下に引き込んでマットに背を付けた状態から絞め上げる。

 ンガラニがこれを外すと、エヌサンはすぐさまアームバーに切り替え。しかし、ンガラニはこれも外して立ち上がる。エヌサンも立ち上がり、両者はスタンドの状態で組みの攻防を展開。すると、ここで再びエヌサンがスタンドの状態からギロチンチョークに捕らえ、そのまま下に引き込んで絞め上げる。今度はこれがかっちりと極まり、ンガラニはタップした。

 割れんばかりの大歓声に包まれる場内。何度も抱き合って健闘を称え合う両選手。団体史上初の無差別級マッチは、ミドル級王者エヌサンがヘビー級のンガラニを一本勝ちで制することとなった。

 試合後、マイクを向けられたエヌサンは「ミャンマー、ありがとう。愛している。みんながいたから、これを成し遂げることができたんだ」と声援に応える。さらに「僕とアラン(・ンガラニ)は友になったのだから、ミャンマーにいるすべての民族、すべての兄弟にもそれが可能だろう。みんな愛している」と熱いメッセージを残した。

PHOTOS(C)ONE Championship

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