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【UFC】サンピエールが4年ぶり復帰戦で劇的一本勝ち、二階級制覇を達成

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2017/11/04(土)UP

▼ウェルター級 5分3R
○スティーブン・トンプソン(34=アメリカ/同級2位)
判定3-0 ※30-26、30-27、30-27
●ホルヘ・マスヴィダル(32=アメリカ/同級4位)

 トンプソンは空手仕込みの打撃を武器に、UFCウェルター級のトップランカーとして活躍するファイターだ。現在までの戦績は13勝2敗1無効試合。昨年11月にウェルター級王者タイロン・ウッドリーに挑戦したが、ドロー決着で王座獲得ならず。今年3月には再び王座を懸けて、ウッドリーとのダイレクトリターンマッチに臨むも判定負け。今回が再起戦となる。

 対するマスヴィダルも強打を持ち味に32勝13敗の戦績を収めるベテランだ。今年3月にデミアン・マイアに僅差の判定負けを喫して、3連勝がストップ。トンプソンと同じく、再起戦となる。

 1R、左の関節蹴りをコツコツを放つマスヴィダル。トンプソンはサウスポーの構えから左ハイや右の横蹴りを返しながら、たびたびワンツースリーの連打で一気に間合いを詰める。終盤にマスヴィダルが強烈なミドルを叩き込む場面も。

 2R、マスヴィダルはタックルを切られるとすぐさまパンチのラッシュで仕掛けるが、トンプソンはガードを固めてすぐに離れる。ジリジリと前に出てプレッシャーをかけるのはマスヴィダルだが、トンプソンはケージ内をサークリングして遠めの間合いを保ちつつ、鋭い左ストレートや変則的な蹴りを打ってはすぐに離れる攻めを展開。さらにトンプソンは強烈な右フックでマスヴィダルをダウンさせるが、無理に追撃にいかない。

 3R、マスヴィダルが打ち合いを仕掛けるが、トンプソンはなおもフックとアッパーのコンビネーションを2、3発ヒットさせては離れる、ヒット&アウェーを展開。マスヴィダルの前進を内回し蹴りや横蹴りで止め、トンプソンが自身の持ち味を発揮し続けた。

 トンプソンがマスヴィダルを完封し、文句無しの判定勝ち。試合後の勝利者インタビューでは負傷明けのため、本調子ではなかったと明かしたが、再起戦での勝利に笑みを浮かべた。


▼ミドル級 5分3R
○パウロ・コスタ(37=ブラジル)
TKO 2R 1分23秒
●ジョニー・ヘンドリックス(34=アメリカ/元UFCウェルター級王者)

 2014年3月にウェルター級王座を獲得した実績を持つヘンドリックス。今年7月のミドル級転向1戦目で、ヘクター・ロンバートに判定勝ちを収めて3連敗から脱出したが、6月の2戦目でティム・ボッシュに判定負け。今回は、2012年2月のプロデビューから無傷の10連勝中のコスタを迎えての再起戦となる。

 1R、コスタが序盤から積極的に距離を詰めて、右ストレート、右ミドル、右ハイを振るう。ヘンドリックスがケージを背負うと、コスタは強烈なボディやヒザ蹴りを叩き込む。コスタの圧力の前に下がる展開が多いヘンドリックスだが、終盤に左ストレート2連発をヒットさせる。

 2R、開始早々にサミングを受けたヘンドリックスだが、ダメージを少ない様子で自らすぐに再開を要求。少しのインターバルを取って試合再開となるが、直後にヘンドリックスは前に出たところで、コスタの右のショートフックを被弾。ぐらついたヘンドリックスはタックルに入るが、コスタは突き放して連打を見舞う。 

 ヘンドリックスはケージ内をサークリングして離れるが、コスタにケージを背負わされると万事休す。コスタは正確なパンチ連打から最後は右アッパー。ヘンドリックスが前方へ崩れ落ちると、レフェリーが試合を止めた。

 コスタが元ウェルター級王者にTKO勝ちを収め、プロデビューから11連勝をマークすることとなった。

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