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【ONE】ヌグエンが一撃必殺の失神KO勝ち、団体史上初の同時二階級覇者に

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2017/11/10(金)UP

ヌグエンがONE史上初の同時二階級制覇を達成し、歓喜の雄叫びを上げた

ONE Championship
「ONE:LEGENDS OF THE WORLD」
2017年11月10日(金・現地時間)フィリピン・マニラ モール・オブ・アジア・アリーナ

フォラヤン(右)の後ろ回し蹴りにヌグエン(左)が右フックを合わせた瞬間

▼メインイベント ライト級タイトルマッチ 5分5R
○マーチン・ヌグエン(28=オーストラリア/ONEフェザー級王者)
KO 2R 2分20秒
●エドゥアルド・フォラヤン(33=フィリピン/ONEライト級王者)
※フォラヤンが2度目の防衛に失敗。ヌグエンがライト級新王座に就き、二階級制覇を達成。

 ONE史上初、現役王者同士がタイトルを争う一戦。フェザー級王者ヌグエンが、1階級上となるライト級王者フォラヤンに挑戦した。

 フォラヤンは昨年11月のライト級タイトルマッチで、青木真也をヒザ蹴りからのパウンド連打でTKOに沈め、王座を奪取すると共にその名を轟かせた。今年4月にはイヴ・タンの挑戦を退けて初防衛に成功し、今回が2度目の防衛戦となる。戦績は17勝5敗。

 対するヌグエンは今年1月に元DEEPフェザー級王者・横田一則を初回TKOに沈め、続く8月にONEフェザー級王座に初挑戦。当時プロ15戦全勝の戦績を誇っていた難攻不落の王者マラット・ガフロフをKOに下し、新王座に就いた。戦績は9勝1敗。今回は団体史上初の同時二階級制覇が懸かる。

 1R、互いに探り合う展開からフォラヤンが右ロー&ハイで先制。ヌグエンが右フックを空振りさせると、フォラヤンはすかさず右ローを蹴る。今度はヌグエンが後ろ回し蹴りを繰り出すと、フォラヤンは即座に後ろ回し蹴りを返し、観客が沸く。

 ジリジリと間合いを詰めて来るヌグエンに対し、フォラヤンは左右に動きながらロー、関節蹴り、後ろ回し蹴りを繰り出し、寄せ付けまいとする。だが、終盤にようやく組みついてきたヌグエンに、フォラヤンはテイクダウンを許し、トップをキープされたままラウンド終了を迎える。

 2R、なおも後ろ回し蹴りやローを多用するフォラヤン。ヌグエンは組みにいくが、フォラヤンはこれをカットすると離れ際に鋭い右ハイ。ヌグエンは被弾しながらもこれをキャッチし、そこから組みついてヒザ蹴りを返す。直後の離れ際にフォラヤンが左フックを入れ、さらに連打で畳み掛けて攻勢に。

 ヌグエンはすぐに離れるが、肩で息を切らし始め、やや疲労した様子。だが、この直後にフォラヤンの後ろ回し蹴りに、ヌグエンが強烈な右フック。顔面に直撃を受けたフォラヤンは失神し、マットに大の字となった。

 ヌグエンが押し込まれる展開から一撃必殺のKO勝ち。フェザー級に続き、ライト級のベルトも獲得し、ONE史上初となる同時ニ階級制覇の偉業を達成した。

●次ページ:19戦無敗の元GRACHANフライ級王者・鈴木隼人が出撃
PHOTOS(C)ONE Championship

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