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【ベラトール】加藤久輝が11カ月ぶり復帰戦で黒星

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2017/12/01(金)UP

加藤(左)に強烈な右ハイを浴びせるジョクアニ(右)

Bellator MMA
「Bellator 189」
12月1日(金・現地時間)アメリカ・オクラホマ州タッカービル ウィンスター・ワールドカジノ

▼ミドル級 5分3R
○チディ・ジョクアニ(28=アメリカ)
判定3-0 ※三者とも30-27
●加藤久輝(35=ALIVE/元HEATミドル級王者)

 加藤は空道の全日本大会を連覇した実績の持ち主で、2013年に日本の「HEAT」でMMAプロデビューを飾ると、翌年にはミドル級王座に就くなど活躍。ベラトールには2015年から参戦し、ミドル級タイトルマッチも経験した。今年1月までに3連勝をマークしていたが、左肩を負傷して戦線離脱。今回が11カ月ぶりの復帰戦となる。

 対するジョクアニはムエタイとキックボクシングでも活躍した強打者で、MMA戦績は17勝5敗1ノーコンテスト。2015年11月からベラトールに参戦し、無傷の4連勝をマークするなどウェルター級戦線で活躍。だが、8月に元ベラトール・ウェルター級王者のアンドレイ・コレシュコフに敗れ、今回はミドル級に階級を上げての再起戦となる。

 1R、加藤が序盤に強烈な左ローを蹴り、ジョクアニに2度尻餅を着かせる。出鼻をくじかれたジョクアニだが、フェイントとスイッチを駆使しながら前蹴りを返し、加藤の前進を止める。加藤はジョグアニの奥足をローで狙うが、終盤に右ジャブを被弾して鼻から出血。

 2R、加藤は一気に踏み込みパンチのコンビネーションで仕掛けるが、ジョクアニは足を使って動き回り間合いを外す。攻めあぐねる加藤はバックハンドブローでの強襲から組みつくが、ジョクアニは突き放して右ストレートやヒザ蹴りで攻める。パンチの交換から加藤がアイポークをアピールしたところでラウンド終了。

 3R開始前に加藤がドクターチェックを受けて試合続行。後がない加藤は左のスーパーマンパンチ、さらにバックハンドブローからローを蹴るなど積極的に仕掛ける。だが、ジョクアニは足を使ってヒットを許さない。加藤は右ストレートを被弾し、後方へ吹っ飛ぶ場面も。

 だが、加藤はすぐに立ち上がると、ジョクアニの前蹴りをキャッチしてテイクダウンを狙う。ここでジョクアニがケージを掴んだため、レフェリーが試合を止めて注意を与える。同じ体勢から試合が再開されるが、流れを断ち切られた加藤はテイクダウンを奪えず、ジョクアニを崩せないままず試合終了を迎えた。

 ジョクアニが試合巧者ぶりを見せつけ判定勝ち。加藤は復帰戦を白星で飾ることができず、連勝ストップとなった。 PHOTOS(C)Bellator MMA

●次ページ:筋骨隆々の女王バッドが初防衛戦に臨む

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