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【テコンドー】東京五輪目指す菊野克紀が全日本準優勝に「距離問題を克服する」

2018/01/21(日)UP

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常に前進し攻め続けた菊野(右・赤)

 1月21日(日)千葉県総合スポーツセンターで全日本テコンドー協会主催『第11回 全日本テコンドー選手権大会』が開催され、-80kg級に出場した総合格闘家の菊野克紀(36)が、初出場にして準優勝を果たした。
 
 菊野はテコンドーで東京オリンピック出場を目指し昨年10月の東日本地区大会でテコンドー競技に初挑戦。手による顔面攻撃、ローキックや膝蹴りは禁止されているが、防具がついたボディへのパンチ、ミドル、ハイキックはOKというルールの中、1回戦から沖縄空手仕込みの効かせる突きと蹴りで勝ち進んだ菊野。準決勝ではハイキックでの失神KO勝ちを見せるなどして優勝、今大会の切符を手に入れた。

1回戦では10回のカムチョンを奪い勝利した菊野(右・赤)

 その菊野は1回戦、重い突きと蹴りで相手を後退させて、カムチョン(打撃により押し出された相手は反則として1点減点)を10回の重ね(10回で反則勝ち)危なげなく勝利。
 しかし、準決勝は菊野が得意のカムチョンを奪う展開に持っていく事ができず、打撃による点数の取り合いに。9-10とリードを許すラスト30秒、菊野が右ミドルキックで2点、左ミドルキックで2点と立て続けに加算し逆転、相手もミドルキックで2点加算するも、菊野が13対12の1点差で接戦をものにした。
 
 そして決勝戦、相手は優勝候補筆頭の江畑秀範(25=大阪/株式会社ヤマト)。197cmの長身から繰り出される超ロングリーチの打撃を武器に、この大会−80kg級を2連覇している絶対王者だ。準決勝は相手を全く寄せ付けず大差の判定で勝利している。その強敵を相手に果敢に攻めた菊野だったが、パンチでなかなかポイントを奪えない。2Rにわたる打ち合いの中で江畑は近距離からのハイキックを何度も入れ、66対3の大差で菊野を下し、全日本3連覇を達成した。

準決勝は1点差の逆転勝利

 菊野は試合後のインタビューで「相手の身長(江畑は身長197cm)が高い分、距離が出来るので強いパンチが当てられると思いましたが、予想以上に距離を潰されました。この距離という問題を僕がクリアしない限りは、ここから上は勝ち目が無いと思います。テコンドーの技で勝負しても絶対に歯が立たないので、僕だけの武器で勝負しないといけない。そのためには適度な距離が必要。それをつくるための稽古をして風穴を空けます。(初出場で準優勝という結果については)悔しいですね」とコメント。

決勝では何度も江畑(左)の巧妙な近距離からのハイキックが菊野を捉えた

 優勝を逃したが、今後東京オリンピックを目指す事については「凄く魅力的な舞台なので、そこに向けて走る事はとっても幸せですね。36歳でオリンピックを目指しだして、その先に東京オリンピックがある。そのチャンスを頂けた事は本当に幸せな事なので次はもっと上に行けるように頑張ります。オリンピックは(1階級につき)16人しか出られないので、世界で16番目以内に入らなければいけない。そのために勝ってランキングを上げていきます」と、力強く宣言した。

効かせる突きを繰り出す菊野(右・赤)

 今回の全日本大会でベスト8以上が来月2月25日に姫路で行われるアジア選手権選考会に出場することができる。その優勝者は5月のアジア選手権に出場することになるが、優勝を逃した場合でも内容が良ければ今後の強化指定選手に選抜される基準にもなる。

 オリンピックへの道は、まずは強化選手に選ばれることが条件となる。

 また、今大会、他競技選手としては、フルコンタクト空手の統一全日本大会であるJFKO主催『全日本フルコンタクト空手道選手権大会』の一昨年に中量級準優勝者である小野寺天汰 (21=大阪/日本橋道場)が、-74kg級に出場し準優勝を果たしている。

 果たして他格闘技で活躍する選手のオリンピック出場はなるか。全日本テコンドー協会では今後も他格闘競技選手の参加活動に取り組む予定だ。

●編集部オススメ

・菊野克紀がハイキックKOを含む優勝劇、全日本出場へ

・菊野克紀が東京五輪出場に挑戦

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