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【UFC】スティーブンスのKO勝利が物議醸す

2018/02/24(土)UP

バックハンドブローを浴びせるスティーブンス(右)

UFC
「UFC FIGHT NIGHT ORLANDO:EMMETT VS STEPHENS」
2018年2月24日(土・現地時間)アメリカ・フロリダ州オーランド アムウェイ・センター

▼メインイベント フェザー級 5分5R
○ジェレミー・スティーブンス(31=アメリカ/同級8位)
KO 2R 1分35秒
●ジョシュ・エメット(32=アメリカ/同級4位)

 スティーブンスは2007年からUFCに参戦し、連勝と連敗を繰り返しながら現在までに15勝13敗の戦績を残している。昨年9月に元Strikeforceライト級王者ギルバート・メレンデス、今年1月にチェ・ドゥホを破り、現在2連勝中だ。

 対するエメットは2016年からUFCに参戦し、ここまでの戦績は4勝1敗と好調。昨年4月にアメリカのTitan FC王者デスモンド・グリーンとの接戦に敗れ、プロ12戦目にして初黒星を喫したが、以降は2連勝。前回の試合では自身の計量失敗により契約体重で試合に臨むことになったが、UFCタイトルマッチ経験者の強豪リカルド・ラマスを相手に初回KO勝ちを収めている。

 1R、ワンツーや左右ローで前に出るスティーブンスに対し、エメットは変則的なステップから時折間合いを詰めて左右フックを返す。スティーブンスは勢い良くヒザ蹴りを放つも空振りして転倒。エメットのパンチをかわしながらスティーブンスはすぐに立ち上がる。

 残り1分に差し掛かったところで、スティーブンスが左ジャブでエメットをケージ際に追い込んで右アッパー。ここにエメットが右フックカウンターを合わせ、スティーブンスをダウンさせる。エメットのエルボーとパウンドを浴びるも、すぐに立ち上がるスティーブンス。エメットは無理に追撃に入らず、距離を置いてラウンド終了を迎える。

 2R、手数を増すスティーブンスは左右フックやバックハンドブロー。右フックを振るって離れようとしたエメットに、スティーブンスは強烈な左フックを叩き込んでダウンさせる。

 倒れたエメットにスティーブンスはエルボー連打。ここから立ち上がろうとしたエメットだが、スティーブンスのヒザ蹴りが顔面をかすめて尻餅を着いたところに、再びエルボーを浴びてマットに大の字に。ここでレフェリーが試合を止めた。

 KO勝利にスティーブンスは喜びを爆発させ、タイトルマッチをアピールする。しかし、試合後に解説者らはスティーブンスの反則の可能性を指摘。スティーブンスがエルボーを連打した際にエメットの後頭部付近にヒットしているシーン(後頭部への打撃)、両ヒザと右手がマットに着いた状態のエメットの頭にスティーブンスがヒザ蹴りを放ったシーン(グラウンドポジションの相手に対する頭部への蹴り)が取り上げられた。

 その後、複数の現地メディアも「物議を醸すKO」と報道。それによると、今大会ではビデオによるインスタントリプレイでの裁定が、管轄のフロリダ州ボクシング・コミッションから認められていなかったという。結果はスティーブンスのKO勝ちとなったが、エメット陣営(チーム・アルファメール)は同コミッションに不服を申し立てる意向であることも報じられている。


チョークで失神したサン・プルー(左)の横で勝利を喜ぶラティフィ(右)

▼ライトヘビー級 5分3R
○イリル・ラティフィ(34=スウェーデン/同級8位)
一本 1R 3分48秒 ※ギロチンチョーク
●オヴィンス・サン・プルー(34=アメリカ/同級5位)

 サン・プルーは2016年4月にUFCライトヘビー級暫定王座決定戦を経験している実力者。昨年9月の日本大会では岡見勇信をヴォンフルーチョーク(変形の肩固め)で破るなど、現在3連勝中と好調だ。対するラティフィは2013年からUFCに参戦し、6勝3敗の戦績。前回の試合出場となった昨年9月の『UFC 215』では、新鋭タイソン・ペドロにプロ初黒星を付けている。

チョークで絞め上げるラティフィ

 1R、ジャブと前蹴りの飛ばし合いから、ラティフィが徐々に鋭い踏み込みでパワフルな左右パンチを振るう。ゆったりと構えてパンチをかわしていたサン・プルーだが、頭を下げながら飛び込んできたラティフィの左フックを被弾してダウン。

 ラティフィに背中を許したサン・プルーは右フック連打を顔面に浴びながらも強引に立ち上がる。しかし、ラティフィはここを逃さず、一気にパンチをラッシュして再び左フックでサン・プルーをなぎ倒す。最後はサン・プルーが力なく立ち上がったところで、ラティフィがチョークに捕らえ、渾身の力で絞め落とした。

 上位ランカーのサン・プルーを撃破したラティフィは、試合後に「スタンドや寝技にこだわらず、どの局面からもフィニッシュを狙うのが自分の姿勢だ。DC(UFCライトヘビー級王者ダニエル・コーミエの愛称)、君はレジェンドだ。とても尊敬している。ライトヘビー級のタイトルを懸けて、俺と戦ってくれ! DC、今返事を聞かせてくれ!」と猛アピール。これには解説席に座っていたコーミエも苦笑いを浮べた。

▶次ページ:アンドラージがトーレスを豪快スラムで制圧

Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

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