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【ボクシング】ジョシュアが世界ヘビー級3団体制覇「ワイルダー、俺とやろうぜ 」

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2018/03/31(土)UP

アンソニー・ジョシュア(写真は17年10月のタカム戦/getty)

♢プロボクシング世界ヘビー級3団体統一戦
331日(日本時間41日)英国・プリンシパリティ・スタジアム

 史上初の世界主要4団体(WBA,WBC,WBO,IBF)統一戦に向けて動き出している世界ヘビー級で、今回は世界主要3団体のヘビー級統一戦が行われた。

 ロンドン五輪のボクシングヘビー級金メダリストで、WBA同級スーパー王者、IBF同級王者のアンソニー・ジョシュア(28=英国)とWBO世界同級王者のジョセフ・パーカー(26=ニュージーランド)が対戦した。

 ジョシュアは身長198cmでリーチ208cm、体重は109.82kgの超大型ヘビー級選手。202020KO無敗とKO100%に加え、7割が3R決着で、下馬評ではジョシュア有利が大多数を占めていた。

 一方、パーカーは身長193cm、リーチ193cm、体重は107.24kg242418KO無敗でKO75%の選手。王座に就いた試合を含め、以降2度の防衛戦も判定となっているが、スピードとスタミナならパーカーに分があるという見方もあり、この無敗対決をどちらが制するか世界が注目し、7万人収容の会場が埋め尽くされた。

 1Rからジョシュアがどっしりと構え、左のジャブをヒットさせながら右を出し、前へジリジリと圧力をかけていく。15cmのリーチ差があるため、パーカーは当てさせないように下がりながら距離をとり、タイミングをみて飛び込み連打に挑むもジョシュアの懐が深く空を切る展開。4Rまでジョシュアは圧力をかけジャブや細かいカウンターをコツコツとヒットさせる。パーカーは押され気味だ。

 しかし5R、ジョシュアの圧力は変わらないものの、パーカーが踏み込んで連打を見せ、右がジョシュアにクリーンヒット。6R序盤にパーカーが前に突っ込むとお互いが打ち合いとなりヒートアップする場面も。
 以降もジョシュアのジャブを度々被弾するが、ジョシュアの得意の右を当てなせないところはパーカーもさすが無敗の王者。

 10R、左目尻から出血し始めるパーカー。そこをしきりにジョシュアのジャブがヒット。

試合後、主要3団体(WBA、WBO、IBF)とIBOの4本のベルトを持ったジョシュアが早速ツイート。主要4団体の最後の一つWBC獲得なるか。

 最終の12Rは、ジョシュアはKOを意識したかジャブをヒットさせ続けて右を度々出していくがパーカーはかわしクリーンヒットをさせず。
 遂に終了のゴングでジョシュアは初の判定に。118-110118-110119-109の大差をつけ判定3-0でジョシュアが勝利。3団体統一王者となった。実現すれば年内にも計画されているという4団体統一をかけ、WBC世界ヘビー級王者のデオンタイ・ワイルダー(32=米国/王者)と戦うことになる。

 試合後ジョシュアは「やれることはやっただけ。まずはジャブを有効に使う。これが基本路線だった。(12R判定になったことについて)ボクシングだからこういうこともある。ノックアウトするチャンスはあったと思うが、パーカーも世界チャンピオンだから簡単にはいかない。ここで大事なことは私はこれでヘビー級の(3団体)統一チャンピオンだということ」とコメント。そして最後に「ワイルダー、俺とやろうぜ!」と来場していると思われるワイルダーに対し叫んだ。
 史上初のヘビー級4団体統一戦が待たれる。

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