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【ベラトール】ライアン・ベイダーがキングー・モーを15秒KO

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2018/05/12(土)UP

わずか15秒でのKO勝利に誇らしげな表情のベイダー

Bellator MMA
「Bellator 199」
2018年5月12日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ SAPセンター
Photo by Bellator MMA

▼メインイベント ヘビー級王座決定トーナメント1回戦・第4試合 5分3R
○ライアン・ベイダー(34=アメリカ/Bellator MMAライトヘビー級王者)
KO 1R 15秒
●“キング・モー”・ラワル(37=アメリカ/元Strikeforceライトヘビー級王者)
※ベイダーがトーナメント準決勝に進出。

前日計量で筋骨隆々の肉体を披露したベイダー(左)とモー(右)

 今年1月に8名の選手が参加して開幕を迎えたBellator MMAの「ヘビー級王座決定トーナメント」。既に先の大会で1回戦の3試合が行われ、チェール・ソネン(41=アメリカ)、マット・ミトリオン(39=同)、エメリヤーエンコ・ヒョードル(41=ロシア)の3選手が準決勝に進んだ。今大会では優勝候補に名前が挙がるベイダーとモーが、準決勝の残り一枠を争った。

 ベイダーはUFCのライトヘビー級トップファイターとして活躍。2016年11月の試合を最後にUFCとの契約を満了し、Bellator MMAに移籍を果たした。昨年6月の移籍初戦でライトヘビー級王座を奪取し、同年11月には初防衛にも成功。今回のトーナメント出場選手の中で唯一の現役王者となる。 

ベイダー(左)の左フックを被弾して腰から崩れ落ちるモー(右)

 対するモーは2010年4月にStrikeforceでライトヘビー級王座に就いた実績を持つ実力者。Bellator MMAには2013年1月から参戦し、ライトヘビー級トーナメントを制するなど、トップファイターとして活躍している。また、2015年大みそかにはRIZINのヘビー級トーナメントで優勝した。

 北米メジャー団体でベルトを巻いた強豪同士の一戦となったが、試合は早々に決着を迎える。

 1R、モーが先制の左ボディストレート。いったん構え直した両者が再び近づいた次の瞬間、ベイダーが思い切りよく踏み来んで渾身の左フックを炸裂させる。

 この一撃でダウンして腰から崩れ落ちたモーに、ベイダーはのしかかって追撃の鉄槌を連打。サンドバッグ状態のモーを見て、レフェリーがすぐに試合をストップした。

 わずか15秒でのKO劇に場内は大歓声。ベイダーはケージによじ上り、歓喜の雄叫びを上げた。

 試合後、マイクを向けられたベイダーは「ただ自分を信じただけさ。自分にそれなりの引き出しがあることは知っているからね。いつも前の自分を上回るためにリングに上がっている。チームも最高だ。このトーナメントに向けて今まさに全ての完璧な条件がそろったのさ」と、秒殺KOを振り返った。

 準決勝では元UFCヘビー級ファイターのミトリオンと対戦することになるが、これについて聞かれたベイダーは「彼は仲間なんだよ。でも、言っておきたいのは、とっととレスリングの練習を始めておけよ、ってことだね」と笑顔で答えた。

▶︎次ページ:トーナメント・リザーブ戦も一撃KO決着に

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