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【UFC】近藤朱里が33秒でTKO負け、プロ初黒星

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2018/05/19(土)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

ボテーリョ(左)の一発目の左ミドルを効かされてしまった近藤(右)

「UFC FIGHT NIGHT:Chile」
2018年5月19日(土・現地時間)チリ・サンティアゴ

▼女子ストロー級 5分3R
○ポリアナ・ボテーリョ(29=ブラジル)
TKO 1R 33秒 ※パウンド
●近藤朱里(29=VOS GYM/パンクラス女子ストロー級王者)

 近藤は「朱里(しゅり)」のリングネームで2009年12月にシュートボクシングルールでプロデビュー、キックボクシングで5年間無敗を誇った。2014年3月には初代Krush女子王者となり、3度の防衛に成功して返上。2016年4月からUFCを目指すためにMMA(総合格闘技)に転向してパンクラス参戦。初戦で現在RIZINで活躍する浅倉カンナに勝利し、破竹の5連勝で初代ストロー級王者に輝いた。

 UFCには2017年9月の日本大会で初参戦を果たし、ジョン・チャンミ(韓国)との打撃戦を制して白星デビュー。6戦無敗をマークした。今回が2戦目となる。

 対戦相手のボテーリョは6勝1敗の戦績を持ち、5勝が打撃によるKO勝ちで近藤と同じく打撃主体のスタイル。4戦目では後ろ蹴りでのKO勝ちも収めている。UFCでの試合は近藤と同じく今回が2戦目で、初参戦となった2017年10月の試合では判定勝ちを収めた。

 ボテーリョは身長172㎝と、162cmの近藤より10cmも高い。その長身から繰り出す左ハイキックに近藤は右ローキックで対抗。しかし、ボテーリョに左ミドルを蹴られると近藤の動きが止まり、ボテーリョはもう一発左ミドル。そこへ右フックがヒットすると近藤は座り込むようにしてダウン。ボテーリョが追い打ちのパンチを見舞い、近藤が背を向けたところでレフェリーが試合をストップした。

 ボテーリョは「UFCではこれでまだ2戦目。試合までこんなにも待たされるなんてがっかりだったけれど、その一方でトレーニングに励んだわ。だから100%準備は出来ていたし、この3カ月は今回の試合のこと以外は何も考えてこなかった。最高のパフォーマンスを披露する準備は出来ていた。この後はランキングに入っている人と戦いたい。ランカーを用意してくれるのなら誰でもいい。フェリス・ヘリッグ、マッケンジー・ダーンとか、誰でもいいわよ」と、ランカーとの対戦をアピールした。

 プロ初黒星を喫した朱里は自身のSNSを通じ、「ごめんなさい。試合負けてしまいました。また一から頑張ります。応援してくれたみなさん本当にありがとうございました」とファンに感謝の気持ちを伝えた。


マイア(右)のテイクダウンをしっかり防ぎ、打撃を当てていったウスマン(左)

▼メインイベント ウェルター級 5分5R
〇カマル・ウスマン(30=アメリカ/UFCウェルター級7位)
判定3-0 49-46、49-46、50-45
●デミアン・マイア(40=ブラジル/UFCウェルター級5位)

 1R、マイアが左ストレートをヒットさせ、ウスマンが左ローを蹴って来るとテイクダウン。立ち上がったウスマンをマイアがケージ(リングを囲む金網)に詰める展開が長く続き、ブレイクに。またも左ストレートをヒットさせるマイア。

 2Rもマイアは積極的にパンチ&テイクダウンで仕掛けるが、タックルをことごとく切られてしまう。ケージに押し込んでテイクダウンしようとしてもウスマンをテイクダウン出来ない。ウスマンの右ストレートを被弾する場面も。

 3R、疲労を感じさせるマイアにウスマンは前へ出てプレッシャーをかけ、パンチを放っていく。寝技に行きたいマイアは自ら寝ころび、ウスマンを誘うがウスマンは付き合わない。

 4R、ウスマンの右強打がヒットするとマイアがダウン。ウスマンがパウンドを打ち込み、マイアのテイクダウンには冷静に対処して上になり、パウンドを連打。何とか組み付こうとするマイアだが、もはやスピードがない。

 5R、マイアのテイクダウンを防いでパンチを入れ、寝技には一切付き合わないウスマン。マイアは左目の周りが腫れあがる。最後まで同じような展開が続き、打撃を当ててテイクダウンを防いだウスマンが判定勝ち。

「5Rまでいったのはこれが初めてだったし、3Rと違うのは当然だ。3Rならとにかく突っ込んで、ずっとスピード感を出していけるけれど、5Rとなると全然感じが違っていた。学習して経験を積んだから次はもっと決められるようにいく」と、初の5Rを振り返ったウスマン。

「デミアンは予想していたよりもタフで、本当のベテランらしさを示したと思う。ブロックもうまい。とても尊敬している。2Rに彼の頭頂部に打ち込んだけれど、うまくパンチをブロックされた。右ストレートだったんだけど、右手が壊れたかと思ったよ。とにかく打ち続けて、3Rには左手もそんな感じになったが、チャンピオンはこれをやっているんだ。戦い抜かないと。これから戻って、マネジャーと話してみる。次にどうするかは彼に決めてもらうつもりだが、目標は同じ。ウェルター級のタイトルだ」と、タイトル挑戦をアピールした。

Photo by Buda Mendes/Zuffa LLC/Zuffa LLC

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