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【ベラトール】ゲガール・ムサシが15連勝中の王者を初回TKO、ミドル級の新王座に輝く

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2018/05/25(金)UP

ムサシ(左)が移籍2戦目で王座獲得。試合後にはスコット・コーカー代表(右)から祝福を受けた

Bellator MMA
「Bellator 200」
2018年5月25日(金・現地時間)イギリス・ロンドン SSEアリーナ・ウェンブリー
Photo by Bellator MMA

▼メインイベント ミドル級タイトルマッチ 5分5R
○ゲガール・ムサシ(32=オランダ/元DREAMミドル級&ライトヘビー級王者、元Strikeforceライトヘビー級王者/挑戦者)
TKO 1R 3分35秒
●ハファエル・カルバーリョ(31=ブラジル/Bellator MMAミドル級王者)
※カルバーリョは4度目の防衛に失敗。ムサシが新王座に就く。

前日計量でカルバーリョ(左)とにらみ合うムサシ(右)

 アメリカのメジャー総合格闘技団体『Bellator MMA』が、ナンバーシリーズの200回記念大会を開催。そのメインイベントで、かつて日本のリングでも活躍したムサシが、同団体のミドル級王者カルバーリョに挑んだ。

 ムサシは日本の『DREAM』とアメリカの『Strikeforce』でベルトを巻き、2013年4月からは『UFC』でミドル級の上位ランカーとして活躍。昨年7月に『Bellator MMA』への移籍を電撃発表し、同年10月の移籍初戦では元ミドル級王者アレキサンダー・シュレメンコ(ロシア)に判定勝ちを収めた。今回、移籍2戦目にして早くも王座挑戦となった。

 迎え撃つ王者カルバーリョは、2014年9月からBellator MMAに参戦し、2015年10月にミドル級王座を獲得。その後、メルヴィン・マヌーフ(オランダ)からの挑戦を2度にわたって退け、昨年12月に迎えた3度目の防衛戦ではアレッシオ・サカラ(イタリア)にわずか44秒でKO勝ち。今回が4度目の防衛戦となる。

 戦績はムサシが43勝6敗2分(KO・TKO勝ちが24回、一本勝ちが12回)、カルバーリョが15勝1敗(KO・TKO勝ちが12回、一本勝ちは無し)。キャリアで大きくリードする挑戦者と、プロデビュー戦以外は負け無しの15連勝中という勢いのある王者の対決となった。

 1R、両者が蹴りを放ち合う展開から、カルバーリョの左ローをかわしたムサシがすぐさまタックルを仕掛けてテイクダウン。ここからカルバーリョが立ち上がるたびに、ムサシは背後からしぶとく組みついてグラウンドに持ち込んでいく。

 ハーフガードを取ったカルバーリョに対し、足を抜いてマウントに移行したムサシが上からゴツゴツとパンチを入れる。これを嫌がったカルバーリョがうつ伏せになると、ムサシは馬乗りのまま強烈な鉄槌連打を容赦なく顔面に振り落とし続けた。

 勝負はこれで決着。自ら頭を抱え込んだまま動けないカルバーリョの様子を確認し、レフェリーは試合を止めた。ムサシが圧倒的な強さを見せ、15連勝中のカルバーリョを初回TKOに下すとともに、ミドル級王座を奪取した。

 試合後、マイクを向けられたムサシは「5Rまでいくことも想定はしていたけれど、この結果は練習の成果だと思う。自分より重たいレスラー相手にトップポジションをキープして打撃で攻め続けるようなこともやってきたからね。今日の自分のパフォーマンスは良かったよ」と笑みを浮かべた。

 さらに次戦に向けて希望の相手を尋ねられると、ムサシは「俺とローリー・マクドナルド(カナダ)の試合をみんなが見たがっていると思うからね。彼が逃げないことを願うよ」と、現Bellator MMAウェルター級王者の名前を挙げた。

▶︎次ページ:無敗の美系モデルファイターついに敗れる

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