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【シカティック追悼大会】元大相撲同士のヘビー級キック対決が実現、MMAでは清水俊一が一本勝ち

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2020/05/18(月)UP

メインイベントは元大相撲力士によるキックマッチ。将軍岡本(左)がパンチを振るう

ドージョーチャクリキ
ブランコ・シカティック追悼大会「CHAKURIKI 6 〜Branko Cikatic Memorial〜」
2020年5月17日(日)無観客YouTubeライブ

 3月22日(日)に肺血栓症の悪化により亡くなった、初代K-1王者ブランコ・シカティック(65=クロアチア)の追悼大会が5月17日(日)に行われた。新型コロナの影響で無観客、YouTubeライブマッチとなった。

 試合前には追悼セレモニーが行われ、オランダのドージョー・チャクリキ創始者トム・ハーリック氏や、ドージョーチャクリキ日本代表の甘井もとゆき氏、そしてビデオメッセージではドージョーチャクリキジャパン館長のノブ・ハヤシや、アントニオ猪木氏らがそれぞれ故人へのメッセージを述べた。

判定勝利を収めた将軍岡本

▼第8試合 メインイベント キックマッチ ヘビー級 3分3R(延長1R)
◯将軍岡本(フリー)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
●天承山(フリー)

将軍岡本(左)と天承山の元大相撲同士の対決

 メインは元大相撲同士の対決。将軍岡本は霧の若という四股名で十両まで進み、引退後はプロレスに転向し、ボブ・サップからタップを奪いデビュー戦を勝利で飾っている。その後複数のプロレスタイトルを獲得。今回キックボクシングは初参戦となる。
 一方、天承山は元大相撲三段目でプロキックボクシング18年の49歳。体重は88kg。TRIBELATEスーパーヘビー級王座、PRO-KARATEDO日本スーパーヘビー級達人王者などのタイトルを獲得している。しかし、岡本は36歳と若く、体重120kgと32kgの体重差がある。その岡本に天承山はどう立ち向かうか。

 1R 岡本は大きな体でどんどん前に出る。天承山は下がりながらもカウンターのワンツーをヒットさせていく。天承山はスーパーマンパンチを当てる。

 2Rも岡本は構わず前に出続け、ノーガードでボディ、顔面と上下に打ち分ける。

 3Rも岡本は相撲の突っ張りに似た連打で前に出続け、天承山をコーナーに追い詰める。岡本の右フックがクリーンヒットするが、天承山は倒れない。後半、天承山は将軍のボディにカウンターでヒザを何発も入れて対抗するもここでゴング。
判定で岡本が勝利した。

▶︎次ページは元UFC清水俊一「選手は戦う場所がないと普通の人間、救われた」

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