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2015年3月度MVP 那須川天心

 毎月イーファイトが取材した大会の中で、最優秀選手を決める月間MVP。2015年3月のMVPは、3月21日(土)東京・後楽園ホールで開催された『RISE 104』で元SB日本スーパーバンタム級王者・藤本昌大を1RKOで破り、無敗記録を「5」に伸ばした那須川に決定!(2015年4月8日UP)

PROFILE

那須川天心(なすかわ・てんしん)
1998年8月18日、千葉県出身
身長162cm
TARGET
※詳細は選手名鑑へ→

選考理由
1、「元王者にワンサイドで1RKO勝ち」
2、「5戦無敗に」
3、「まだ16歳で日本トップクラス。将来が大いに期待される」

選考委員
Fight&Life、ゴング格闘技の各格闘技雑誌の編集長とイーファイトの全スタッフ

受賞された那須川選手には、ゴールドジムより以下の賞品(プロカルシウム 300粒 1個マルチビタミン&ミネラル 1個アルティメットリカバリー ブラックマカ&テストフェン+α 240粒 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。

プロカルシウム 300粒

骨の形成に必要なコラーゲンやカルシウムなどミネラルを含むプロテタイトに、骨の成長を考えたカルシウム、乳果オリゴ糖、CPPなどを配合しました。
マルチビタミン&ミネラル

100%自然素材を使用したビタミン&ミネラルサプリメント。着色料、香料、保存料は一切使用しておりません。
アルティメットリカバリー ブラックマカ&テストフェン+α 240粒

選び抜かれた8種類の成分。トップアスリート達が使用する回復系サプリメントです。
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贈呈:ゴールドジム

MVP記念インタビュー 
「倒れたことがない選手だと聞いていたので、絶対に倒してやろうと思い、逆に火が付きました」

■殺傷能力の高い技はいかにして身についたか

 アマチュア戦績は105戦99勝(37KO)5敗1分。ジュニアキックの時代から各団体のベルトを総なめ、優れたテクニックと迫力ある試合を展開し、「大人の試合より面白い」とプロ選手に言わしめていた“天才キックボクサー”那須川天心をご存知だろうか。

 昨年春に高校進学を果たした那須川は、その年の7月にRISE100回記念大会「RISE 100~BLADE 0~」でプロデビュー。16歳のプロ初陣としては到底ありえない、いきなりRISEバンタム級ランカーとの対戦で、僅か1R58秒のKO勝ちをやってのけた。

 その後、那須川が強すぎるがゆえに主催者は対戦相手選びに難航したが、那須川は規格外の強さを見せつけ連勝。3月21日の「RISE 104」で僅か5戦目にして用意された相手は、元シュートボクシング(以下SB)日本スーパーバンタム級王者・藤本昌大だった。

 元王者を相手に、さすがの那須川も苦戦するだけでなく初敗北も予想されたが、1Rから左の三日月蹴りなどの重い蹴りで圧倒。左インローでバランスを崩した藤本にパンチ連打で襲い掛かるとダウンを奪う。

 立ち上がった藤本に左ミドル連打、ヒザ蹴りと怒涛の攻撃を見せた那須川は最後に左フックをお見舞いし、豪快にKO勝ち。タイムは僅か1R86秒だった。

「元チャンピオンを相手に、こんなに短い試合時間で終わるとは予想外でしたね。痛めつけてダメージを与えて、2Rか3Rで倒せればいいなというイメージでした。最初から三日月蹴りを出そうとは思っていなく、腹が空いていたので蹴ってみようと思ったらうまい具合に入りました」

 藤本は那須川の約6倍となる25戦を経験しているが、これまでKO負けしたことはなかった。そんなタフな相手に初めてKOした那須川は「これで自信になりました。倒れたことがない選手だと聞いていたので、絶対に倒してやろうと思い、逆に火が付きました。それで最終的に倒すことができたのでホッとしています」と胸をなでおろす。

 これでプロ戦績は5戦5勝(4KO)無敗。これまでKOしてきた技は左ハイキック、左ヒザ蹴り、左フックと、どの技でもKOできるほどの威力を証明しており、那須川の試合を見たプロ選手は「どの技をとってもこれ以上、直しようがないほど完璧なもの」と高評価している。

 どのようにしてこのような殺傷能力の高い技は身に付いたのだろうか。那須川は言う。「特別なことはやっていません。これらの技は小さいときに空手をやっていた頃からお父さんと反復練習でやってきたものであって、それがいま活きているんだと思います。ハイキックをひたすら100回、ワンツーだったらひたすらサンドバックを殴る練習をしてきたんです。プロになってからは、ボクシングトレーナーなどに見ていただいてパンチも蹴りも打ち方を変えたので、過去の自分のものとを組み合わせて今のスタイルが出来上がり、さらに精度が増しました」

 逆に一発があり、短期決着の多い選手はスタミナ面を危惧されてしまう。現に3戦目の九島亮戦(2014年11月16日)では倒しきれず3Rフルに戦い抜いたもののクリンチで休む場面が目立った。

「実は九島戦の10日前の練習で足の靱帯を2本切ってしまい、足が2倍に腫れたんです。不安な状態だったので試合では硬くなってしまい、うまく動けませんでした。どうにか勝てて良かったです。ハンデがありながらもランカー(RISEバンタム級6位)とフルラウンド戦って勝ったというのは自信になりましたね。伊藤(隆)会長にも『いい経験になったな』と言われました」

■王座挑戦も間近!? 王者・村越優汰に対して想うこと

 5戦目ながらも元チャンピオンを倒したことでますます注目を集める那須川の今後。試合後のマイクアピールでは、「次はタイトルマッチどうですか? 村越選手やりましょう! 次、必ず俺がベルトを獲るのでよろしくお願いします」と、RISEバンタム級王者・村越優汰へ宣戦布告する場面もあった。

 しかし、同大会のセミファイナルで2RKO勝ちした村越は那須川の挑戦アピールを受けて「那須川選手にタイトルマッチは早すぎる。僕が苦戦した同門の宮崎就斗選手とやってもらって、勝った方とやりたい」と、まさかの挑戦者決定戦を要求した。

「あの発言にはちょっとガッカリしました。宮崎先輩とは一緒に練習してますし、同門対決なんて無理に決まってるじゃないですか。(村越は)歴代のチャンピオンたちに、申し訳ないと思わないのでしょうか。あれではRISEのベルトの価値が下がってしまいます。僕がもしチャンピオンだったら、『かかってこいよ。KOしてやるよ』と言ってやりますよ。逃げ腰のでチャンピオンなんてRISEチャンピオンじゃない!タイトル戦が決まったら僕がしっかり倒して、あのベルトは僕が巻きます!」(タイトル戦は現在日程調整中)

 那須川の次戦は5月31日(日)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 105』を予定。ここで念願のタイトル戦は組まれるのか。4月に高校2年生になったばかりの那須川はさらに進化した姿を見せてくれるに違いない。

関連リンク

・ゴールドジム Web site
・試合レポート「王者対決は宮越が技巧見せて制す」
・【動画】那須川天心の強さの秘密とは!? 練習に密着


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