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【コラム】ゲーオはなぜ木村ミノルに敗れたのか?

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■鈴木秀明の分析
木村はゲーオが強引に来るように仕向けた

「木村選手は凄く上手く戦った」と評するのは、元IWMジュニアライト級王者、元全日本&NJKFフェザー級王者の鈴木秀明(現キックボクシングジム・ストラッグル会長)だ。

「正面衝突をしそうでしない、打ち合いそうで打ち合わない戦い方が前半は多かった。そこでゲーオが強引に詰めてきたところに上手くパンチを合わせました」

 昨年のトーナメントでゲーオと対戦した3選手は、いずれも正面衝突=真っ向勝負を挑んだ。そこが今回の木村の戦法とは違うところだ。

「山崎選手はKrushと同じ戦い方をして真っ向勝負、久保選手も最後はパンチの打ち合いを挑んで真っ向から打ち合った、左右田選手は身体の頑丈さとテクニックを使ってずっと自分から攻めて行った。いずれも自分から行ったわけです。しかし、木村選手は行っているようで行っていない」

 攻める時はどんな選手でも必ず隙が生まれる。倒しに行くというのは逆に倒される可能性も高くなるのだ。今までゲーオに挑んで敗れた選手たちは、正面衝突をしようとしたところで攻撃を合わされた。しかし、木村は正面衝突を避け、ゲーオの方から攻めてくるのを待ったのである。

 それが出来たのは「木村選手がフィジカルの部分、身体の大きさで上回っていたから。何が凄いかと言えば、木村選手が65kgであれだけの大きさを持っているのが凄い」という。

「同じ大きさなら左ミドルキックで腕を痛めつけることが出来るでしょうけれど、ダメージはあっても我慢出来る範囲だったんでしょうね。ハイキックにしても同じ大きさならブロックの上からでも衝撃が与えられますが、身体が大きくて距離感も上手かったので、そこからもうあと少し蹴り込みが出来ませんでした」

 また、木村のミドルキックの受け方も考えられていた ・・・

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コラム内容
鈴木秀明の分析 木村はゲーオが強引に来るように仕向けた
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■鈴木秀明の分析 木村はゲーオが強引に来るように仕向けた(続き)
■小野寺力の分析 ゲーオの落とし穴と木村の特徴的な左フック 
■山本元気の分析 木村は“鉄則”を守り、K-1ルールを最大限に利用した 

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