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【コラム】UFC元“絶対女王”ロンダ様が五輪ボクサーと特訓!
年末の復帰戦で王座奪還の可能性は?

元WOWOWのUFC中継解説者としても知られる格闘技ジャーナリストの稲垣收(いながき・しゅう)氏が、世界を舞台に格闘技のディープな情報を発信する世界格闘技最前線。

 まさかのKO負けによる王座陥落から1年。格闘技界の歴史を変えた“スーパースター”ロンダ・ラウジーが、年末にラスベガスで行われる『UFC 207』で復帰し、現女子バンタム級王者アマンダ・ヌネスに挑戦する。彼女は現在、五輪ボクサーと特訓を始めている。はたして王座奪還の可能性は?(文:稲垣 收)

■格闘技界を超えたアメリカの国民的スター、ロンダ・ラウジー

 UFC女子バンタム級の“絶対女王”として無敵ぶりを発揮していたロンダ・ラウジー。昨年11月にオーストラリアのメルボルンで開催された『UFC 193』では、UFC史上最高の5万6000人超の観客動員記録を打ち立てた。彼女はまさに、格闘技界を超えたアメリカの国民的スターとなり、“社会現象”と言っていいほどの人気を誇っていた。

ロンダが表紙を飾った米の老舗ボクシング雑誌『リング』。ボクサー以外の表紙は90年を超える同誌で初めて。

 90年以上の歴史を誇る米の老舗ボクシング雑誌『リング』の昨年11月発売号では、ボクサー以外で初めて表紙を飾った。

 また、人気スポーツチャンネルESPNが07年から始めた「ESPY年間ベストファイター賞」では、昨年はロンダがボクシング界のスーパースター、フロイド・メイウェザーJr、マニー・パッキャオを押さえて女性ファイターとして初受賞した。

 そして、格闘技界のみならずハリウッド映画でも活躍し、アクション映画『エクスペンダブルズ3』ではシルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーらトップスターと共演してスタローンやジェット・リー、ジェイソン・ステイサムらトップスターが霞んで見えるほどの壮絶なアクションを披露した。

 格闘技雑誌だけでなくファッション誌など一般誌の表紙も飾り、テレビでも引っ張りだこで、全米から注目される存在だった。

 そんなロンダがメインに登場した『UFC 193』のペイ・パー・ビュー(有料視聴)契約数は110万件で、同年9月に行われたメイウェザーの引退試合(vsアンドレ・ベルト戦)の約50万件という数字の、倍以上を記録した。

 そもそもスーパースター、ロンダがいなかったら、UFCが女子の試合を放送することはなかったし――デイナ・ホワイト社長がハッキリと語っている――ロンダのおかげで、女子格闘技は非常に盛り上がり、昨年末にさいたまスーパーアリーナで行われた『RIZIN』でもRENAが出場して人気を博し、今年9月25日のRIZINのフジテレビ放送ではRENA vs山本美憂がメイン扱いで、好視聴率をマークした。ロンダの活躍の影響は、遠く日本にまで及んだのである。



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