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特別編 魔裟斗VSアンディ・サワー、ズバリ勝つのは……の巻

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 大みそか12月31日(木)さいたまスーパーアリーナで開催されるFEG『Dynamite!!~勇気のチカラ2009~』にて、ついにファイナ ルマッチを迎える魔裟斗。最後の相手は過去2敗を喫しているアンディ・サワーだ。ご存知、打撃のスペシャリスト吉鷹弘がこの世紀の一戦をあらゆる角度から 分析! 試合展開の予想から、両者がそれぞれ理想とする闘い方とはどんなものか、魔裟斗が負けるとすれば……など盛りだくさんの内容で贈るスペシャル版。

■前半から3Rくらいまで魔裟斗が主導権を握る

  昨今の格闘技を牽引してきた魔裟斗が大晦日の試合を最後に引退する。その引退試合の相手は天敵(?)アンディ・サワー。魔裟斗の戦歴の中で唯一勝っていな い相手でもある。それゆえ、この試合に挑むモチベーションは半端なものではないだろう。さらに「これで最後……」という想いがより、そのモチベーションを 倍増している様にも思える。

 過去2度の対戦はいずれもK-1MAXのトーナメントの時であり、試合を観る限りは2度の対戦ともに、魔裟斗が左足に右ロー被弾による多大なダメージを負っていた様に思える。(1戦目は小比類巻戦、2戦目はブアカーオ戦)。

  一方のサワーもVS魔裟斗初戦の際はカラコダからパンチでダウンを奪われていたものの、抜群の回復力にものをいわせて魔裟斗以上にコンディション的にはダ メージが少なかったのではないか。過去の2戦は同等の条件ながら、コンデシィション的には欧米人特有の体力に優るサワーが有利だった。

 魔裟斗の主武器は言わずと知れたあの切れ味鋭い左ジャブからのパンチ・ローへのつなぎである。左ジャブで自身の闘いのリズムを作り、パンチのコンビネーションから右ローにつないで相手を崩していくのだ。

 そのため、左前足のせり出しや柔軟性が闘いにおいては重要な要素になってくる(これがないとジャブが伸びない)。

 しかし、過去のサワーとの2戦はいずれも前足にダメージを被っており、左リードを多用する魔裟斗は万全とは言い難いものであったことは事実である。

 今回はトーナメントではなくワンマッチの3分×5R勝負だ。双方ともにダメージなくこのワンマッチに集中できることから、今までの闘いとは全く異なる展開になるーーと予測したい。

  MAXの選手の中で3分×3Rルールに最も適した技術・体力を持ち合わせている魔裟斗は ・・・

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吉鷹弘の「打撃」研究室 特別編 内容
■前半から3Rくらいまで魔裟斗が主導権を握る(前半)
※以下、会員の方のみご覧になれます。
■前半から3Rくらいまで魔裟斗が主導権を握る(後半)
■魔裟斗をはじめ、多くのファイターは意外にも……
■サワーの判定勝ちもありえる。その根拠は?

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