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【月間ベストファイター・9月】日本人8人目のラジャダムナン王者となった竜哉、ルンピニーと統一王座目指す

2019年9月のベストファイターインタビュー  竜哉・エイワスポーツジム(2P目)

■勝敗のポイントは何だったのか

 同門で先輩の名高・エイワスポーツジム(本名:吉成名高)が階級変更のために王座返上したことで、巡ってきた今回のタイトルマッチ。戦前の情報では、相手のモンコンユーはサウスポーで首相撲が凄く強い選手だと聞いていたという。

「1、2Rはローキックで攻めて後半はミドルでポイントを取る作戦だった」というが、2Rに首相撲で捕まってしまい劣勢を強いられてしまう。

 しかし、勝敗を分けたのは4R目。蹴りと首相撲で完全に試合をコントロールしていた竜哉は、首相撲でモンコンユーをコカすことに成功し逆転したのだ。5R、勝利を確信し流しに入る竜哉に対し、モンコンユーは巻き返しを狙ってパンチ連打で攻めるも試合終了。
 判定決着となり、ジャッジ一者がモンコンユーを支持し、残り二者が竜哉を支持する判定2-1の僅差での勝利となった。

「最初に相手の名前が呼ばれて『やばい!』と思ったけど勝てました。小学6年の時に初めてタイに連れて行ってもらった時にルンピニースタジアムに連れていってもらってからタイの独特の雰囲気にはまって、二大殿堂スタジアムのベルトを意識するようになりました。10代のうちに獲ることが目標だったので凄く嬉しいです。さらに周りからは周りからは、タイで獲ったことは凄いと言われました」

 タイトルマッチ半年前の今年3月には、ジュニア時代から7年間お世話になっていたジムを離れ、名高が所属するエイワスポーツジムに移籍。練習環境がガラリと変わることで不安になりそうだが、「中川会長、名高はじめ、皆さんが優しくて、快く僕を受け入れてくれたのでみんなの輪に入りやすかった。逆に実績があるジムだけに心強かった」と精神面でも特に問題はなかったようだ。

 19歳で快挙を達成し気になる今後だが、竜哉は「ルンピニースタジアムのミニフライ級のベルトと、プロムエタイ協会の同級のタイトルをとりたい」と名高のようにルンピニータイトルも獲り、統一王者を目指すという。
 また「体重が増えていけば日本の色んな大会に出て、自分のファンの前でも僕の強さを見せていきたい」とも目標を語る。

 竜哉の次戦は10月31日(木・現地時間)ラジャダムナンスタジアムでノンタイトル戦を行うことが決定。「相手はサウスポーの選手だと聞いています。チャンピオンということを気にしないでいつも通り戦いたい」

 まだ19歳と成長著しい竜哉。今後どんな戦いをしてどんな快挙を見せてくれるのだろうか。

■受賞者・竜哉が喜びを語る

 初のベストファイター受賞について竜哉は、「自分が目標にしていたベルトを獲るだけでなく、凄い選手ばかり獲っているベストファイター賞も獲ることができて嬉しいです。これから自分も恥ずかしい試合をしないように頑張ります」と喜びを語る。

 なお今回受賞した竜哉には、イーファイトより記念の盾と、ゴールドジムからサプリメント3種類が贈られる。

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