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【月間ベストファイター・12月】扇久保博正、修斗世界王座を返上し挑んだ”覚悟”のRIZINバンタム級Tで執念の優勝

■GP覇者となった扇久保が決めている二つのこと

堀口との2度目の対戦時、出血しながら戦う扇久保(2018年7月)

 修斗のベルトを返上する際、「必ず修斗のリングに戻り、ベルトを取り戻す」と宣言したが、2022年も主戦場はRIZINになりそうだ。
「トーナメントには優勝したけど、“もうひとり”いるので。堀口選手には過去に2回負けていて、しかも堀口選手がRIZINバンタム級の正規のチャンピオンなので」

 堀口とは2013年3月、修斗で対戦し2ラウンドにスリーパーホールドで一本負け、2戦目は扇久保にとってのRIZIN初戦である2018年7月だが、5年ぶりの再戦も苦い判定負けだった。
 昨年12月、堀口はセルジオ・ペティスとBellator世界バンタム級タイトルマッチを戦い、終始優勢に試合を進めながらも4ラウンドに意表を突いた左バックハンドブローを被弾、KO負けに終わっている。その戦いぶりを含め、「三度目の正直はある」と扇久保は自己分析する。
「堀口選手は相変わらずレスリングも打撃も強い。強いですけど、僕から見た感じだと、やはり堀口選手とはいえ動きが落ちてきているのではないかと。僕は堀口選手と3度目を戦って、そこで勝って、本当のチャンピオンになりたいと思います。そして、時期は分からないけどいずれは修斗に絶対に帰って戦おうということも、自分の中で決めています」

 ここ数年は、つねに「この試合が最後になってもいい」という覚悟で戦っているという。その覚悟は、堀口への究極のリベンジという真のハッピーエンディングに昇華するか。

■扇久保博正が受賞の喜びとサプリメントの活用法を語る

優勝後にはプロポーズにも成功した扇久保(2021年12月)

受賞のコメント
「この賞をいただくのは二度目で、前回はたしかVTJフライ級トーナメントで優勝した時だったと思います(2014年10月度の月間MVPを獲得)。その月のMVPとして選ばれたということなので、とても嬉しいです。ありがとうございます」

サプリメントについて
 サプリメントは昔からいろいろ試してきていて、最近は練習中にEAAを摂っていたり、練習後にプロテインを摂ったりしています。EAAを摂ると練習中に疲労が来るまでの時間が長くなり、頑張る時間が長くなっている気がしますね。大晦日の2試合に向けての練習でも、もちろん必ず摂っていました。そのほか、プロテインとビタミンBを一緒に摂ったほうが吸収が早いと聞いたので、練習終わりにはプロテインと一緒にマルチビタミンを摂ったりしています。これからも、いろいろ情報を仕入れながらサプリメントを活用していきたいと思います。

(取材=藤村幸代/編集=イーファイト)

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