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【芦原会館】芦原カラテ”サバキ”の世界大会で紺堂が優勝、顔面打撃の部も

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2018/11/16(金)UP

芦原艦長に表彰される紺堂


▼男子組手の部(-60kg級)

○紺堂巧唯(こんどう・たくい=芦原会館・総本部)
判定5-0
●オシポフ・ウラジミール(ロシア)

 -60kg級に出場の紺堂は、2日目にリーグ戦5試合をこなし、ベスト4に進出。袖口を掴んでパワーで投げようとする外国人たちに、ステップで掴みをかわしながら有効打を入れ勝ち上がった。

 迎えた決勝日の3日目。準決勝はロシア選手で、2回の延長戦の末、最終延長で僅差判定3-2で勝利。

 決勝の相手はオシポフ・ウラジミール(ロシア)で、紺堂より頭一つ大きな相手。隙あらば詰め寄って掴んでこようとするウラジミールに、紺堂は逆方向へのステップや、突き蹴りのフェイントで誘う。フェイントでバランスを崩したウラジミールの中に入り、素早い突きの連打からや蹴りを放っては離れる紺堂。
 最終延長に入り、疲れでスピードも落ちたウラジミールに対し、変わらぬ速さでステップと攻撃を出し続けた紺堂が5-0で勝利した。

 初の海外、初の素手による試合で優勝した紺堂は「試合自体が長期決戦になると思っていたので、サンドバッグなどでスタミナ強化してきた」と語った。決勝は「最初から自分の得意なペースに持ち込み闘えたのでよかった」と、思い通りの試合展開が出来たと喜んだ。
(ダイジェスト動画・紺堂は1分2秒より)


 

3位となった大石(右)


▼男子組手の部(-70kg級)準決勝

○イワノフ・アレキサンダー(ロシア)
判定4-1
●大石航輝(芦原会館・静岡県東部支部)

 -70kg級に出場した、JFKO(新極真を中心に約300のフルコンタクト団体が集結する公益法人)主催の全日本大会で優勝経験のある大石航輝(芦原会館・静岡県東部支部)は3位に。大石は、予選日の2日目はトーナメント形式。掴みからの攻撃を多用してくるウズベキスタン選手やロシア選手らに、スピードで勝る大石。ヒット・アンド・アウェイでローキックからのパンチ連打を駆使し、準決勝へ勝ち上がった。

 決勝日の3日目、準決勝はイワノフ・アレキサンダー(ロシア)。大石よりも身長が10センチ以上勝る。序盤からじわじわ距離を詰めるアレキサンダーに対し、ステップでかわしながらローキックを入れる大石。アレキサンダーは近づくと大石の頭を掴み、ヒザ蹴りを繰り出す。判定で延長、最終延長戦へ。

 互いにポイントが無いまま迎えた最終延長では、大石が勝負とばかりに一気に相手の中に入り打ち合いにゆく。アレキサンダーもここぞとばかりに、ヒザ蹴り等の打撃で応戦。判定は4-1でアレキサンダーに上がった。アレキサンダーはそのまま決勝でも勝利し優勝。

 三位入賞の大石は「準決勝では、相手の頭を掴んでの上段ヒザやつかみを必要以上に警戒してしまい、圧力に下げられてしまった」と語った。「初めての捌きありの試合、今後の空手人生に活かせる経験が出来た。必ずリベンジします」と、再度の挑戦を誓った。

 実行委員長の芦原英典氏は「外国人選手は、試合でのサバキで投げを意識しすぎる傾向がある。でも今回出場した日本人選手は、打撃プラスカウンターを意識しており、それが効果的だった。二人ともステップを巧みに駆使して、パワフルな外国人選手に立ち向かっていた」と掴みや投げだけではない、相手を崩すステップのサバキを使いこなしたことが今回の二人の勝因だと語った。
(ダイジェスト動画・大石は1分26秒より)

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