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【ボクシング】怪物・井上尚弥が天才・ロマチェンコを語る「条件が合えば戦いたい」

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2018/11/29(木)UP

ロマチェンコについて語る井上尚弥(C)NAOKI FUKUDA

 12月8日(日本時間9日)にライト級の2団体世界王座統一戦、WBA王者ワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ/12戦 11勝9KO1敗)対WBO王者ホセ・ペドラサ(29=26戦 25勝 12KO1敗/プエルトリコ)の一戦がアメリカ・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンにて行われる。

 10月7日のWBSSでのパヤノ戦では70秒のKO劇でモンスターぶりを見せつけたWBA世界バンタム級王者の井上尚弥(25)と、ウクライナの最高傑作と言われる天才・ロマチェンコは、両者とも3階級制覇王者であることもあり、比較されることも多い。対戦したらどっちが勝つのかなどの話題も尽きないところだ。

10月のWBSSでは、この右一発で70秒KOした井上

 しかし井上は現在バンタム級(-53.52kg)で、ロマチェンコは井上の2階級上のフェザー級(ー57.15kg)の王座を2014年に獲ると、2016年には井上を上回る7戦目でスーパーフェザー級王座を獲得し2階級制覇、そして今年5月にライト級(-61.23 kg)王座に挑戦、リナレスに10回TKO勝利し、世界最速の12戦目での3階級制覇王者となっており、現在の体重差は8kgある。

 体重差はあるが井上は体重や条件が合えば「戦ってみたい」と言う。

 12月8日に行われるロマチェンコvsペドラサの一戦を前に、生中継するWOWOWが井上尚弥にインタビュー。ロマチェンコについての印象、そしてこの一戦の予想を聞いた。

――ロマチェンコはアマチュア時代にオリンピックと世界選手権を連覇、戦績は397戦396勝1敗です。

井上 オリンピックと世界選手権を連覇するなんて、本当にすごいことですよ。(アマチュアの)戦績もヤバいでしょう(笑)。アマチュアボクシングは3分×3ラウンドですからね。それであの戦績でしょう。もうロボットですよ。

――井上選手はアマチュア時代、国際大会の現場でロマチェンコの試合を見たことがありますか。

「ロマチェンコは(当てる)タイミングがいい」と井上(C)NAOKI FUKUDA

井上 あります。ロンドン・オリンピックの前の世界選手権(2011年)でしたが、アディダス社製の大きなグローブなのにボディブローで倒していました。それほどパンチのタイミングがいいわけで、当時から目立っていました。

――ロマチェンコも3階級制覇を成し遂げています。

井上 ボクシングは基本的には殴り合いなんですが、ロマチェンコはそれをゲーム感覚でやっている印象ですね。僕のなかではアマチュアの練習で採り入れているタッチゲーム。相手の肩や膝などをタッチしてポイントを取るイメージが強いんです。

――それでも8連続KO勝ち中です。
 
▶︎更に続くロマチェンコの分析、井上とロマチェンコの対戦は?

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