TOP > ニュース 一覧

【新極真会】那須川天心が世界大会で挨拶、彼が語る空手がベースの強さとは

フォロー 友だち追加
2019/11/10(日)UP

那須川天心が緑健児代表とのツーショット(c)新極真会

 119日(土)、新極真会主催の4年に1度の空手オリンピック『第12回 全世界空手道選手権大会』(初日)が武蔵野の森スポーツプラザにて行われた。
 試合の合間には新極真の大会にも出場経験のあるRISE世界フェザー級王者・那須川天心(21TARGET/Cygames)が挨拶を行い、空手を学ぶ人や選手たちにメッセージを送った。

 試合場に上がると、新極真会の緑健児代表から花束。那須川は「押忍!」と緑代表に向かい両腕で十字を切り花束を受け取った。記念撮影に収まると那須川のスピーチが始まる。
「皆さんこんにちは、那須川天心です」と挨拶すると会場から熱い拍手が。四方の観客に深々と礼をする那須川。

緑代表から少し照れ臭そうに花束を受け取る那須川天心(c)新極真会

「僕は5歳から空手をやってきて、新極真の大会にも1度出たことはあります。その時は3位だったのですが、今こうやって(会場に)来て懐かしいというか久々な感じがします」と感慨深げ。

 そして今の実力は5歳から継続して空手やキックを続けていることが生きているとも
「僕の背景は空手、武道。武道の気持ちは忘れていないです。倒した技も空手の技が多いと思います。皆さん、空手をやったり、キックボクシングをやったり挑戦はあると思いますが、何事も本当に一生懸命やるのが大事。続けることも一つの才能だと思います。僕はよく、神童だったり、天才とも言われますが、僕自身はそんなことは無いと思っていて、昔から父親と2人でずっと練習してきたことが今活きていると思います。皆さん、これからも勝ったり負けたりはあると思いますが、挑戦する気持ちを持って頑張ってください」と空手を学ぶ人に向け継続と挑戦の大切さを語る。

 そして、今大会の出場選手には「トーナメントで優勝するには実力だけではなく、運も必要。それを味方につけて試合に挑んで欲しいです」とエールを送った。

スピーチする那須川(c)新極真会

 那須川は、先ほど倒した技も空手の技が多いと答えたように、空手の蹴り技がキックボクシングには役に立っていると語る「胴回し回転蹴りだったり、後ろ蹴りやハイキックなども空手の技がベース。空手やってなければできなかった。本当に感謝してます」と言う。

 フルコン時代の思い出については、小学生の頃は小さくて打ち合いで勝てなかったので、動いて技を当てて技ありを取りに行くスタイルだったという。それが功を奏し小学校5年で国際親善大会(松井館長)10歳男子-40kgの部で優勝している。

スアキムからTKOを奪った天心の胴回転回し蹴り

 那須川の「とにかく動いて当てに行く」というところに今の彼の強さがあると感じた。ジュニアの大会では上段への蹴りがクリーンヒットすれば倒れなくても技ありを取ってくれる。身長差がある相手に動いて攻撃を当てさせず、上段を当てて勝ってきたので、現在キックの当て勘は幼少期の空手時代に身についたものだと言えるのではないだろうか。

 那須川は小学校6年時にキックボクシングに転向のため道場を移籍。キックと空手の練習をしながら2011年に新極真会の『カラテドリームカップ』に出場し各学年の全日本大会の位置付けである中学1年男子軽量級に出場し3位に入賞。その後キックに本格的に励みアマチュアタイトルを総なめにし、高校に進学した15歳でプロデビュー1R58秒という衝撃的なプロデビューを果たし現在に至っている。

 大会は明日10日(日)に4回戦を午前10時から開始決勝戦まで行われる。体重無差別の今大会には大型強豪外国人選手が多数。日本男子は王座死守を女子は王座奪還がかかっている。

☆『新極真会世界大会』(2日日)の場所、スケジュール、チケットはこちら

フォロー 友だち追加

●編集部オススメ

・【新極真会】世界大会(初日)は新鋭外国人ら活躍、大穴ジマンタス全1本勝ちで4回戦へ、日本王座死守なるか

・那須川がバックスピンキックでルンピニー現役王者を1RでKO

・那須川天心が難敵スアキムにTKO勝利、胴回し回転蹴りが炸裂

・【新極真会】緑健児代表、世界大会の大穴はアンディ・フグより素質感じた19歳のジマンタス(動画あり)

・【新極真会】緑代表が注目の日本選手紹介、日本王座死守は「空手版”ONE TEAM”」で

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

こんな記事も読まれています

関連動画

関連記事

」をもっと見る

TOP > ニュース 一覧