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【K-1】武尊が「他団体とか関係ない大会を」と涙の訴え、魔裟斗「叶えてあげるのが大人の役目」(動画あり)

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2020/03/22(日)UP

武尊が試合後、涙のマイクアピールを行った

 3月22日(日)に行われた『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~』(さいたまスーパーアリーナ)でペッダム・ペットギャットペット(タイ/ペットギャットペットジム)に2R49秒 TKO勝利したK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊(28=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が勝利後、試合場で涙のマイクアピールを行った。

 武尊はマイクを握ると「たくさんの応援ありがとうございました。今回ダブルタイトルマッチなくなりましたが、僕はタイトルマッチ、スーパーファイト関係なく試合内容で見ている人たちにパワー与えられたらと思って試合をしていますので、応援してくれる皆様のおかげで勝つことが出来たと思っています」と観客に感謝の言葉を述べた。

武尊のパンチでマットにバッタリダウンするペッダム

 ここで武尊は感極まり落涙。言葉を詰まらせながら「大変な事っていっぱいあると思うんですけど、格闘技は本当に人にパワーを与えられるスポーツだと思っていて。こんな状況だからいろんなこと言われますけど、格闘技って凄いスポーツだと思うので、格闘技でもっとたくさんの人にパワーを与えたいと思います」と気持ちを吐露した。

 そして「本当は言うなと言われていたんですけど」と前置き「団体とか関係なく、日本中世界中もっとでっかくもっと元気にしていきたいし、もっとパワーを与えていきたい」と宣言した。そして言葉を選ぶかのような沈黙の後「でもたくさんの人の応援があってこことですので、格闘技全体を応援してもらって、必ずでかい大会やりますので、そのときはK-1とか他団体とか関係なく、みんなで応援してみんなでパワーもらって帰って下さい。それに向けてがんばります」と宣言した。

グローブで涙をぬぐう武尊(c)AbemaTV

 これまでの試合後のマイクでは「K-1最高」と叫んでいたが、今回武尊が選んだのは「格闘技最高!」という言葉。具体的な団体名やタイトルには触れなかったが、他団体も含めた格闘技界全体を盛り上げるために活動する覚悟の表れの叫びといえるだろう。

 放送席に座る魔裟斗は「選手のやりたい試合を叶えてあげるのが大人の役目」と発言。そして「武尊の格闘技人生悔いがないようにやらせてあげたいと思うので、武尊のやりたい試合、言わずともみんなわかってることですけど、やれるチャンスがあるなら、叶えてあげたいと思います」と、武尊の覚悟を後押しする意思を示した。

▼武尊の試合後の涙のコメント動画

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