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マイク・タイソンが、UFC王者ジョン・ジョーンズに「稼ぎたいなら俺と戦うことだ」

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2020/06/23(火)UP

現役時代の激しいマイク・タイソンのミット打ち(2004年ごろ=Naoki Fukuda)

 マイク・タイソン(53)が、UFCライトヘビー級王者でUFCの現パウンド・フォー・パウンド1位のジョン・ジョーンズ(32)に対戦を示唆してみせた。

 6月19日、マイク・タイソンはインスタライブで「UFCのファイターは、トップクラスのボクサーよりも経済的に豊かになれることはないだろう」と、総合格闘技とボクシングとのファイトマネー格差について言及した。
 続けて「1億ドル稼ぐために、コナー(マクレガー)は、フロイド(メイウェザー)と戦わなければならなかっただろう」と17年に行われたUFCとボクシングの大物同士のビッグマッチを例に挙げる。

 そして「ジョン・ジョーンズが、ビッグマネーを稼ぎたいなら、俺と戦うことだ」とボクシングのスーパースターである自分と戦わない限り、ジョーンズの望む高額なファイトマネーは手に入らないと言う。

長いリーチでパンチをヒットさせるジョーンズ

 ジョーンズは今年5月に、UFCヘビー級2位フランシス・ガヌーとの対決をUFC側に要望した。しかしダナ・ホワイトUFC代表は「ジョーンズは、ボクシングのワイルダーvsフューリーに匹敵するほどのファイトマネーを要求している」として断る声明を出した。
 現WBCヘビー王者のタイソン・フューリーは、前王者のデオンテイ・ワイルダーと2回目の対決を2020年に行い、そのファイトマネーは3000万ドル(約33億円)とも言われている。

 その後、ジョーンズはUFCのタイトルを返上する用意があり、総合格闘技から離れると宣言していた。

 ジョーンズはタイソンの発言を聞き、SNSで「対戦が終わった後に、オクタゴンでも試合してくれると約束してくれるなら、リングでボクシングをしてあげよう。あなたをとても尊敬しているから、あなたを壊すことは無いと約束するよ」とアンサー。 ボクシングマッチの後は、UFCのオクタゴンで2戦目を行えるなら是非やりたいと言う。

試合で右フックを叩き込むタイソン(2004年=Naoki Fukuda)”アイムバック”したタイソンの強打がキョーンズを襲うのか

 タイソンは現在、チャリティマッチへの復帰を目指して練習に励んでいる。5月初頭にアップされた動画では、現役さながらのミット打ちを見せつけ、ファンたちを喜ばせた。
 まさかの総合格闘技パウンド・フォー・パウンドとのビッグマッチは実現するのか。

 UFCでは今年5月の大会の後、2階級制覇者ヘンリー・セフードが引退。「もし一桁上の金額で戦えるなら(復帰する)」と条件をつけていたが、UFCが応じて引き止めることはなかった。
 6月に入ってはコナー・マクレガーも引退を宣言しているが、ダナ・ホワイト代表は「戦いたくない男は追わない」と、これも”去る者追わず”の構えに徹している。
 

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