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【DEEP】KINGレイナが初キックルールに挑戦、相手はボクシング全日本2位の熊谷麻理奈

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2020/07/11(土)UP

KINGレイナがキックルール初挑戦。相手は熊谷麻理奈

 8月23日(日)東京・ニューピアホールで行われる『skyticket Presents DEEP 95 IMPACT』の追加カードが発表された。

[DEEP JEWELS KICKルール63kg以下 3分3R]でKINGレイナ(23=K-Clann)が熊谷麻理奈(WSRフェアテックス札幌/J-GIRLSフェザー級3位)と対戦する。

 レイナは女子重量級で2016年にプロデビューし、DEEP JEWELSやRIZINで破竹の7連勝を収めた。しかし、2017年12月のRIZINで初黒星を喫し、階級変更を決意。フェザー級を経て昨年10月のDEEP JEWELSに63kg契約で出場予定だったが、前日計量で体重超過により失格という失態を犯した。

 今年2月にはフェザー級(66.3kg)戦で復帰し、1RでパウンドによるTKO勝利。パンチや蹴りを駆使し、的確にダメージを与えていくという打撃重視の戦法で勝ちきってみせた。

前戦はパウンド連打でTKO勝ち(20年2月)

 レイナは以前「デビューした頃はキックボクシングの試合に出たかった」と語っており、実際に18年から打撃練習を強化、同年7月には投げ技、立ち関節ありのシュートボクシングに参戦、判定勝ちしている。

 念願のキックボクシングに初挑戦することになったレイナだが、本来は5月のDEEP JEWELS(コロナの影響により大会中止)で、超弁慶を相手にキックルール初戦を迎える予定だった。その対戦カード発表時、レイナがキックルールで参戦する理由の一つとして、DEEP JEWELS代表の佐伯繁氏は「現在KINGが寝技だけでなく、打撃を強化していること。それなら、せっかくなら打撃のみのルールにチャレンジさせてみよう」と語っている。

63kgで計量パスした時のKINGレイナ(19年7月)

 また、今回の一戦はレイナが昨年10月に体重超過した63kg契約でもある。

 過去を振り返ると、レイナは昨年7月に63kg級に落としたことについて「最終的にはUFCに出たくて61.2kgに落としてやるのが目標体重だとは思っています」と答えている。18年3月には現在UFCで活躍中のキム・ジヨン(韓国)が保持しているDEEP JEWELSバンタム級(-61.2kg)王座を狙っているとも。格闘技を始めた頃はロンダ・ラウジーに憧れていた。ラウジーも元UFCバンタム級(61.2kg)王者だ。
 他には体重を落とすと打撃が打ちやすく、動きが軽快とも答えていた。今度こそ減量の壁を乗り越え、更なる打撃の進化も見せることが出来るか。

長身から、よく伸びる蹴りを放つ熊谷(左)

 対戦相手の熊谷は、全日本ボクシング選手権2012準優勝の実績を持ち、キックボクサーとしてもJ-GIRLSやBOUTなどのリングで活躍。174cmの長身から繰り出す変則的なアッパーを武器とする。

 17年6月には、地元札幌の格闘技イベント『BOUT』にてシュートボクシングの美奈との”美女対決”で話題になったこともある。18年5月にはトップMMA(総合格闘技)団体である『ROAD FC』にMMA選手として初参戦、同年9月には“地上で最も過激な格闘技”ラウェイに参戦するなど国際戦の経験も豊富だ。今年の1月には中国の武林風に参戦して、中国のヤンヤンに判定勝利している。

<対戦決定カード>
▼DEEP JEWELS KICKルール63kg以下 3分3R
KINGレイナ(23=K-Clann)
vs
熊谷麻理奈(WSRフェアテックス札幌/J-GIRLSフェザー級3位)

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