2020/07/20（月）UP
（最終更新：2020/07/21 21:42）

バチバチのフェイスオフを展開するレオナ（左）と大岩（右）

　7月21日（火）東京・後楽園ホールで行われる『Krush.115』の前日計量が、20日（月）都内にて行われた。

　明日のメインイベントで行われる［Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ 3分3R・延長1R］で対戦する、王者レオナ・ペタス（THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS）と挑戦者・大岩龍矢（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）は両者ともリミットの60kgをジャストでクリアー。フェイスオフでは、バチバチの睨み合いを展開し、その後の会見に出席した。

仕上がった肉体で計量をパスするレオナ

　大岩にとっては、今回が3度目のタイトルマッチとなることもあり「（対戦調印式の）契約書も3回目になるんですよね。書く瞬間は凄い気持ちです。やることはやってきたので、後はしっかり明日見せるだけです。楽しみです」と現在の心境を語る。

　対するレオナは「このベルトをしっかり防衛する上で、一つやることがあると思っていて、来月のKrushで弟がウェルター級のトーナメントに出るので、兄弟でベルトを巻いた選手はいないので、巻いて僕たちのリングにしたい。来月の弟に繋げたいと思っているので絶対勝ちます」と意気込む。

大岩も鋭い眼光で計量パス

　レオナが負けられない理由として、今は亡き母親に誓った約束がある。「僕は母ちゃんの墓参りで防衛すると誓って来た。思ったことは100%やらないと気が済まないので思い通りにしたいです」と今回の防衛戦に懸ける思いを話す。

　ベルトに対する思い入れを聞かれると「僕はチャンピオンだけど、ベルトには価値はないと思ってます。ベルトに価値があるわけじゃなくて、チャンピオンに価値があると思ってるし、チャンピオンで居続けることに意味があるのであまりこだわりはない」と、自身のチャンピオンとしての価値観も熱弁する。

３度目の挑戦に挑む大岩

　大岩としても、名古屋から上京してからベルト獲得のために全力を尽くしてきた自負がある。「ベルトを見て僕はずっと頑張って来たので、明日それが叶うということで凄く楽しみです。少し前までは不安とかあったけど、そういう気持ちもトレーニングで調整できた。ベルトに対する思いは獲りたい、巻きたい。それだけです」というように、初戴冠に向けての準備は全て整っている。

　両者は、倒せる武器として強烈なパンチを誇っている。お互いのパンチに対する印象を聞かれると、レオナは「パワーはあるかな。そういうタイプの選手とは何人か（試合を）して負けたことはあるから、自分がどう成長したかというところですね」と自身の今の実力を試す場にもなるという。さらに、「僕はかわすことに命をかけているので、（大岩のパンチは）一発も当たらないんじゃないかと思います。絶対倒れません」と大岩の豪快なパンチがヒットし、倒れることなどありえないと話した。