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【RISE】空手獣・ベイノア、誕生日も同じ沖縄の獣・宮城寛克に「キャラかぶりもはなはだしい、負けられない」

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2020/10/01(木)UP

獣パワー全開で緑川を抱え上げるベイノア

 10月11日(日)横浜・ぴあアリーナMMで開催される『RISE DEAD OR ALIVE2020 Yokohama』に参戦する、RISEウェルター級(67.5㎏)王者“ブラックパンサー”ベイノア(25=極真会館)が公開練習を行った。
 相手は、7月のRISEテレビマッチで“人獣”中村寛に勝利した宮城寛克(29=赤雲会)で、-70kg契約の一戦となる。

 公開練習は、同大会に出場する元WKBA世界スーパーウェルター級王者・緑川創(海人と対戦)と共同で行われた。
 両者は今年7月の大会で対決。緑川から二度のダウンを奪われたベイノアは、最終ラウンドで怒涛の攻めを見せるも判定負けを喫した。

 ベイノアはまずシャドーでは後ろ回し蹴りや打点の高いハイキックなどを披露。ラスト30秒では極真空手の試合でのラスト時のようにラッシュをかけてみせた。

 緑川とのマススパーリングでは、ほぼ寸止めでの軽い受け返し。しかし半分が過ぎたころ、緑川のミドルキックに、ベイノアがスピードを上げたミドルを寸止めではなく当てて返す。スイッチが入ったか緑川も得意のミドルを即座に返し、互いに声を上げながらのミドル合戦に。

腕十字で返り討ちにあうベイノア

 さらに距離を詰めてのパンチコンビネーションの打ち合いや、RISEルールでは禁じられている両手で掴んでのヒザやヒジの差し合いも。

 前戦の悔しさを思い出したのか、完全にヒートした様子のベイノアが、転んだ緑川に向かってパウンドを打つ。さらには『RIZIN』さながらに踏みつけやサッカーボールキック。しかし最後には緑川に腕十字を取られたベイノアが、痛みに絶叫したところで3分が終わった。
 自ら仕掛けたグラウンド戦でやられてしまったベイノアは「全然RISEルールじゃ無えじゃねえか」と吐き捨て練習場を後にした。

■「RIZINの大晦日出場は諦めていない」

「MMAルールでも挑戦する」というベイノア。練習しているらしい

 インタビューでは興奮冷めやらぬベイノアが「今日はRISEルールと聞いてきて、リベンジするチャンスだと思ったんですが、腕十字を極めてきて話が違うじゃないか」と一方的な苦言。
 自分から持ち込んだグラウンド勝負だったが「MMAルールでも、お話があれば何のルールでも何の階級でも挑戦する」と極真空手家らしいコメントも。

 今回の相手・宮城は今年7月のRISEテレビマッチで“人獣”中村寛に判定勝利した。ベイノアは「勢いに乗ってる相手だけれど、(自分が)70kgで戦うことを目指してる以上、つまずいてはいけない相手」と必勝を期する。

 ベイノアは極真空手全日本軽量級王者を経験しているが、宮城も沖縄の空手道場『赤雲会』で鍛えた猛者だ。ベイノアは「今も空手の練習はしている。今出ているジャンルはキックボクシングですけど、僕のバックボーンは空手。自分の一番の強さを発揮するにはそこは落とせない。空手の攻撃力の凄さをどんどん出してゆく」と、空手対決では負けないとする。

顔面前蹴りを”人獣”中村寛にぶち込む宮城(c)RISE

 宮城は”沖縄の獣”として売りだされているが、ベイノアにとっては気に食わない。「獣がどれだけいるんだって話。こないだも中村(寛)選手と獣対決って、キャラかぶりもはなはだしい」と、”空手獣”としての自身のアイデンティティの危機に憤る。続けて「しかも誕生日もたまたま一緒なんですよね。そこまでは変えろと言いませんけれども、成増(東京都板橋区)の獣として負けられない」と、少し控えめながらも獣の称号は譲れないとする。

 今後は70kg戦線にも進出していきたいとするベイノア。先ほどやりあった緑川はシュートボクシングのエース・海人と戦うが「緑川さんが勝ってタイトルに絡んでくれたら、リベンジしやすい」と今回は緑川推しだ。昨年12月、ベイノアは海人にシュートボクシングルールで判定負けしているが「彼にはシュートボクシングでリベンジしたい」と、相手の土俵で借りを返すつもり。

2ヶ月前の”敵”と不穏なツーショット

 さらに「70kgでトーナメントをやったら盛り上がるかな。今は人気が軽量級のほうに行っちゃってますけど、迫力のある試合が見せられる。ファンの人たちも化物みたいな70kgの外国人を見たいと思っていると思う。そういうのを連れてこられるよいうに、盛り上がる試合をして頑張りたい」と、日本中量級キックの復権を志す。

 最後に「RIZINの大晦日出場はまだ諦めてないです。ずっと(K-1などを)見てきたので、テレビの舞台に出たいという気持ちは変わらない。僕の中の目標なので良い勝ち方をしてアピールしたい」とRIZIN参戦に繋げたいと意気込んだ。

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