【プロレス】堀田祐美子のパワーに悲鳴、完敗のマドレーヌが奮起「沖縄空手と棒術で新境地を切り開く」
10月11日(日)東京・後楽園ホールで開催された『ディアナ後楽園ホール大会』で、堀田祐美子(フリー)とマドレーヌ(ディアナ)がシングルマッチを行った。
堀田は極真空手出身で、1985年に18歳で全日本女子プロレスでデビューすると、“暴走女王”の異名を持ち、WWWA世界タッグ王座を獲得するなどトップレスラーとして活躍。
また、総合格闘技では2012年2月には初代DEEP女子無差別級王座をかけジョージ・ルーカスの娘であるアマンダ・ルーカスとの対戦や、16年には神取忍の負傷欠場の代役として『RIZIN』にも緊急参戦し、ギャビ・ガルシアとも戦っている。
対するマドレーヌはMMAでDEEPJEWELSで超軽量級のミクロ級(44kg)に出場。2019年5月にプロレスデビューし、現在はジャガー横田率いるヒールユニット”CRYSIS”のメンバーとしてメルヘン棒(2本のバトン型凶器)での攻撃も行う。プロレスに来て打たれ強さの必要性から増量し、現在は7kgアップの51kgで体重が約30kg上の堀田に挑んだ。
ともにMMA経験があるプロレスでの対戦となったが、マドレーヌの必死に蹴りや掌底の連打は全く効かず、堀田の空手仕込みの重い蹴り一発でロープに追い込められて悲鳴をあげるマドレーヌ。
その後も堀田の蹴り、踏みつけ、足関節や、ラリアットに全く歯が立たない。途中、堀田がマウントを取り、拳を握ってパウンドしそうになるもレフェリーに止められる。
ピンチのマドレーヌのセコンドについていた同じくヒールユニット”CRYSIS”のメンバーである“女子格スーパーレジェンド”藪下めぐみが介入し、エスケープや凶器攻撃をサポートするも圧倒的に堀田有利の試合は動かなかった。
起死回生で、足三角から腕十字に行ったり、回転式オモプラッタで攻めるマドレーヌだったが、最後は堀田のタイガードライバーからのエビ固めで8分21秒マットに沈んだ。
試合後、マドレーヌにインタビューをすると「堀田選手の圧力はとんでもなく、蹴りも、凶器も活用できなかった。新境地を切り開くから期待していてくれ。空手と棒術の師匠のあてがある、蹴りまくり棒を振り回せるようになって、いつか再戦できる日を虎視眈々と狙う」とコメント。
果たしてマドレーヌが訪れる空手と棒術の師匠とは一体誰なのだろうか。棒術のある沖縄空手であるという。ともあれ、堀田の打撃の前に屈し、沖縄の伝統的空手で、どのような新境地を掴むか期待したい。
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