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【ボクシング】4階級王者”カネロ”アルバレス、WBSS覇者で”191cmの巨人”スミスと統一戦=12.19

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2020/11/18(水)UP

PFP1位のアルバレス(左)と身長191cmの巨人スミスが統一戦を行う

 1219日(土=現地時間)、ボクシング世界4階級王者で、パウンド・フォー・パウンド1位のサウル“カネロ”アルバレス(30=メキシコ)が、WBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(30=英国)と対戦すると17日に発表された。

 この対戦は「WBAスーパーミドル級統一戦」だ。アルバレスは同級のレギュラー王者であり、スミスはその上のスーパー王者。これに勝てばアルバレスはスーパー王者となりWBAの同級王者では最高位となる。

 アルバレス、スミスとも約1年ぶりの試合だ。アルバレスは201911月にセルゲイ・コバレフ(ロシア)に11R KO勝利でWBO世界ライトヘビー級王者となり4階級を制覇、翌月にはそのライトヘビー級王座を返上すると、今年5月にWBO世界スーパーミドル級王者ビリー・ジョー・ソーンダースと王座統一戦で対戦する交渉が進んでいたが新型コロナウイルスの影響で白紙に。8月には空位のWBCスーパーミドル級正規王座戦を1位アブニ・イユリディン(トルコ)との計画が上がったが9月、10月と延期になり決まらず。更にアルバレスは今月に入って契約していたDAZNとゴールデン・ボーイ・プロモーションとの関係を解消しフリーに。そんなドタバタで対戦がなかなか決定しなかったが、ここに来てようやく発表となった。

アルバレスも強打に定評があるが長身スミスに当てられるか(getty/efight)

 一方のスミスは20189月にWBSSスーパーミドル級の決勝でWBA同級スーパー王者のジョージ・グローブス(英)と対戦し、7RKO勝ちを収め優勝、WBAスーパー王者となった。20196月の防衛戦ではハッサン・エンダム(カメルーン)を3RTKOで下し、その5カ月後に同級暫定王者のジョン・ライダー(英国)に最大6ポイントをつけた3-0の判定でV2達成。リーチのある強打が特徴で、今回が3度目の防衛戦となる。

 戦績は27勝(19KO)無敗でKO70%。身長191cmの長身でリーチは197cm。一方アルバレスは身長173cm リーチは179cmと身長差、リーチ差共に18cmスミスにアドバンテージがある。

 果たしてアルバレスはどのような戦い方をするのか。アルバレスは本日SNSで「12月19日にカラム・スミスと対戦する。 長い間待たされたが、その価値はあると保証する。今まで以上に準備ができている」と意気込んでいる。アルバレスの戦績は53勝(36KO)1敗でKO率は64%だ。

 なお、対戦する場所は発表されておらず、試合はDAZNで配信される。

▶︎スミスの豪腕でエンダムが何度もダウンしKO負けする衝撃動画

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