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【Krush】加藤虎於奈が山際和希の王座に挑戦、兄・レオナと揃っての戴冠目指す=1.23

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2020/12/03(木)UP

山際(左)の王座に加藤虎於奈が挑む(C)K-1 

 2021年1月23日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.121』で、ウェルター級タイトルマッチとして王者・山際和希(32=谷山ジム)vs挑戦者・加藤虎於奈(24=TEAM TOP ZEROS)が決定した。

 今年8月の[第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント]では加藤虎於奈vs松岡力の一回戦が予定されていたが、二人とも欠場。代打として参戦した山際が、決勝で相手の手首負傷によるTKO勝利で王座を勝ち獲った。

 挑戦者の加藤は、11月のKrushで松岡力と対戦。加藤が2度のダウンを奪って試合を有利に進めたものの、松岡がKrushでは反則となる相手の頭部を掴んでからのヒザ蹴りを出してしまい、それを受けた加藤が試合続行不可能へ。加藤が反則勝ちという形で勝利を収めた。

得意のミドルを放つ王者・山際

 ダメージが心配された加藤だったが、試合をする上で支障はないとの確認が取れ、本人の希望通りに今大会でのタイトル挑戦が決定した。

 王者・山際は加藤について「おそらく加藤選手が来るなと思っていました。パンチも蹴りもどっちもできてバランスがいい。すごく攻撃力があるなという印象です。なので早いラウンドから仕掛けてくると思うので、序盤しっかりもらわないよう気をつけようかなと思っています」と警戒する。

 挑戦者の加藤は、本大会の翌日1月24日(日)の「K’FESTA.4」で兄レオナ・ペタスが武尊の持つK-1スーパー・フェザー級王座に挑む試合が決まっている。1月23日・24日は加藤兄弟にとって連続でのタイトルマッチとなる。

フックで見事なダウンを奪う加藤

 加藤は「一番は俺がKrushのベルトを獲って、兄もK-1のベルトを獲ることが理想ですけど、逆に両方とも獲れなかったらヤバいみたいな話はしています。俺が獲って兄ちゃんが獲れなかったらそれもヤバいって言ってるんですけど、2人揃って獲れるのが一番ベストかなと思います」と兄弟揃っての戴冠を目指す。

 王者・山際の印象を加藤は「蹴りがめちゃくちゃ強いと思います。前に試合に出る前のアップを見させてもらったんですけど、ミドルキックとかめちゃめちゃ音がすごくて。山際選手からベルトを獲るのも難しいと思いますし、そこから防衛するのも難しいと思うんですけど、俺ならできると思ってます」と、ベテラン王者の蹴りを警戒する。

 年末年始は「本当は遊びたい気持ちがめちゃめちゃあるんですけど、母親が亡くなって喪中なので、ほんと練習することしかないし、年末年始頑張って1月23日に嬉しい思いをすることが一番なので、今年は大晦日も年始もどこも出かけず練習に専念したいと思います」と意気込んだ。

◆壬生狼一輝、大仁田モノマネで松本日向を圧倒

松本(左)vs壬生狼(右)の、強豪新鋭対決(C)K-1 

 また、バンタム級の一戦で松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)vs壬生狼一輝(みぶろ かずき/力道場静岡)も決定。

 松本は格闘代理戦争出身で3戦3勝(1KO)と無敗。7月に予定された試合を頭部の怪我で欠場、その後は治療と回復に専念し、ドクターから試合出場OKと診断され、今年3月以来の復帰戦が決まった。

 対する壬生狼は今年8月のKrush-EXでK-1 JAPAN GROUPに初登場すると判定勝利を収め、続く11月のK-1福岡大会では元Krush王者の晃貴も下して2連勝。戦績は8戦8勝(2KO)0敗と未だ負けなしだ。

元王者・晃貴を下した壬生狼=今年11月

 壬生狼はカード会見に登場すると「おい、おい、おい、いいか!松本、俺はお前と1.23(イッテンニイサン)、1.23、1.23Krush後楽園ホール大会で、お前となら魂が焼け焦げるようなそんな試合ができると思っとるんじゃ、どうじゃ松本!」と大仁田厚のモノマネで意気込み。

 続けて「おい、おい、松本、俺とお前はアイドルかぶりしとるんじゃ!だからデスマッチファイターの俺からの提案じゃがの、“パンチパーマデスマッチ”を受けてくれんかの? 俺、もうパンチパーマやった!」と強烈なインパクトで圧倒した。

 壬生狼は口調を戻し、松本の印象について「倒しに行くスタイルだと思うんですけど、今回僕もしっかり倒す練習をしてきているので、試合では倒し合いが見れるんじゃないかと思います」と激闘を約束。
「今、Krushでバンタム級王座決定トーナメントをやっているんですけど、松本選手の実力なら普通にそのトーナメントでチャンピオンになれるんじゃないかなと思っていたので、早くやれて嬉しいなと思いました」と好青年に戻り松本を評価した。

今年3月のK-1で、相手をマットに沈め、歓喜で走り出す松本日向

 プロレスネタのマイクについては「僕自身もプロレスが好き。粘り強さだったり、アグレッシブさだったり…が、あるんですけど、今回試合の中でも色んな技を出していこうと思っているので、そこにも注目してほしいと思います」とエンターテイメントな試合をすると語った。

 対する松本は、壬生狼の印象を「すごく会見が面白かったです」と笑い「ファイターとしての印象は手数が多いなっていう。倒しに行く感じじゃないと思うので、自分はしっかり倒しに行こうと思っています」とKOを狙う。
「バンタム級では自分が1番強いっていうところを今回しっかり見せて、タイトルマッチに挑戦できるようにしたい」と意気込んだ。

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