2020/12/23（水）UP
（最終更新：2020/12/23 08:39）

元バンタム級王者・晃貴（左）が、今年の甲子園王者・野田（右）と対戦(c)K-1

　2月27日（土）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.122』の対戦カードが22日、都内にて行われた会見で発表された。

　スーパー・バンタム級の一戦（3分3R・延長1R）で、元Krushバンタム級王者・晃貴（22=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が、17歳の新鋭・野田蒼（月心会チーム侍）と対戦する。

　晃貴は19年1月にバンタム級王座を獲得。同11月に2度目の防衛戦で王座陥落し、現在はスーパー・バンタム級に階級を上げ二階級制覇を狙う。今年11月のK-1福岡大会では壬生狼一輝に判定で敗れ、今回が再起をかけた一戦となる。

右のクロスをクリーンヒットさせてダウンさせる、王者時代の晃貴

　対する野田はK-1甲子園2020‐55kgで優勝に輝き、プロでも5戦3勝1敗1分の戦績を持つ。

　野田は晃貴について「僕がK-1デビューする前もチャンピオンとして防衛戦をしているのを見ていて、デビューする時からいつか倒したろと思っていました。今の自分なら1R1分ぐらいで倒せるかなと。楽に試合をしてすぐに上に上がったろと思います」と通過点に過ぎないと言い切る。

　晃貴は野田の1R KO勝利宣言について「倒されないようにしっかり練習をして、自分が倒します」と返り討ちにする。

(c)K-1

　野田はさらに晃貴に「昔から見ていましたが、色んなことができるというよりはずっとワンパターン。でもワンパターンを貫き通してチャンピオンになっているので攻略はしやすいのかなと」と言い放つ。「元王者を倒して『次、野田はベルトでいいんちゃうか？』と思えるいい勝ち方をするので僕に付いてきて下さい」と若者らしい自信をみなぎらせる。

　晃貴は「自分は最近いい結果を残せていないのでしっかり倒せるように気合いが入っています。KOで勝ちます」とシンプルに意気込んだ。

■階級アップのFUMIYAが、184cm・3勝3KOの寧仁太と対決

フィジカルモンスター・FUMIYAが身長10cm差の新鋭・寧仁太と対決(c)K-1

　また、ウェルター級の一戦（3分3R・延長1R）で、FUMIYA（26=ポゴナ・クラブジム）vs寧仁太・アリ（あにーた・あり／21=K-1ジム総本部チームペガサス）が決定。

　FUMIYAは水泳・陸上で鍛えた抜群の身体能力を武器とする“ハイパーバトルアスリート”。
　今年7月に元スーパーライト級王者・鈴木勇人にKO負けするも、11月のBigbangでは67kg契約で出場し、現Krushウェルター級王者・山際和希にバックブローで2R KO勝ち。今回からウェルター級に階級を上げることとなった。

　対する寧仁太は第25回K-1アマチュアAクラス-70kg優勝の実績があり、プロ戦績は3戦3勝（3KO）のパーフェクトレコードを保持する。184cmの長身を誇り、抜群のリーチも武器とする。

現王者・山際にバックハンドブローを決め、KO勝利するFUMIYA

　FUMIYAは「楽しく試合をすれば多分いい動きができるので自然とKO決着できると思います」とKO勝利宣言。
　相手の身長については「僕よりも10㎝近く高いのでやりづらいと思いますが、ジムには180㎝近い海斗がいます。一緒に練習していて戦い慣れているので、いい感じで試合ができると思います」と、とくに気にする様子はない。

　続けて「前回は67kg契約で試合をしてスムーズに体重も落とせて過去一に動きが良かったと思います」と自信を持つ。「今回KOで勝って、もう一戦やって、タイトルマッチを組んでもえらえると思います」と11月に勝利した山際の持つタイトルに早くも狙いを定める。

(c)K-1

　対する寧仁太も「必ずKOで勝つ」とこちらも完全決着を宣言。FUMIYAの印象を「パワー、スピードも兼ね備えていて、引き出しも多く、見ていても楽しいですし、試合をしても得られるものが多いと思うので自分も本気でぶつかっていきます」と格上食いを狙う。「ウェルター級のタイトルを獲るために必ず勝ちます」と意気込んだ。

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