2021/02/21（日）UP
（最終更新：2021/02/21 11:48）

木村からダウンを奪った右ストレート、さらにパワーアップしたという（c）K-1

　3月28日(日)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN～K’FESTA.4 Day.2～』（日本武道館）に参戦するHEAT KICK ミドル級王者アビラル・ヒマラヤン・チーター（21＝ネパール/志村道場）が公開練習でKO宣言「KOショーを見せます」と意気込んだ。

　主戦場のHEATでは6連続KO勝利中で、ここまでの戦績も11戦9勝(8KO)2敗と高いKO率を誇る。

　昨年12月K-1両国大会でのK-1デビュー戦で、K-1スーパー・ウェルター級王者の木村”フィリップ”ミノルと対戦し木村から先制のダウンを奪った。しかし木村にダウンを奪い返され、最後はパンチで目尻をカット。ドクターストップによるTKO負けに終わったがビッグインパクトを残した。

ボディブローを叩き込む（c）K-1

　木村戦の反省点では「木村選手と戦って、簡単に言うとパワーだったり、テクニックだったり、試合経験だったりが足りないと思いました。そのなかでも休んでいる間に色々と考えて、一番大事だと思ったのはフィジカル。怪我が治ってからはフィジカル練習を増やして、通常体重も2～3kgは増えました。ミットを持ってもらっているコーチから『パワーがついた』、スパー相手からも『攻撃が重くなった』と言ってもらえるようになりました」と前回より更に強くなっている様子だ。

身長185cmの長身から繰り出す蹴りも強烈だ(c)K-1

　対戦相手の小鉄（37＝K-1ジム琉球チーム琉神）はK-1 JAPAN GROUPのスーパー・ウェルター級戦線で活躍を続けるプロ13年のベテラン。30戦 14勝(9KO) 16敗とやや負け越しているが前戦のK-1福岡大会で右フックでKO勝ちしている。
　アビラルは「去年のK-1福岡大会の試合とK-Jee選手に勝った試合（15年）を見たんですけど、パワーもテクニックもある選手だと思う」と分析しつつ「今自分はフィジカルを強化しているのでパワーは負けない自信がある。テクニックもムエタイの先生に教えてもらっているから、テクニックでも負けないです」と自信をのぞかせる。

　そして「前回は負けちゃったけど、次はHEATで見せてきたようなKO勝利・KOショーを見せます。『K’FESTA』にはミノル選手も出るし、『K’FESTA.4』で組まれている同じ階級の試合でも一番インパクトがあるKOを見せます。」と力強いKO宣言。さらに「次の目標はK-1のベルトを獲ること。今回は新しいアビラルの姿を見せてKOで勝ちます」とアビラル。K-1再出撃で衝撃のKO勝利を見せ、ベルトへの道を突き進むつもりだ。

☆この大会の対戦カード、チケット、スケジュールその他

▶︎次ページは（動画）木村ミノルがアビラルにまさかのダウンを奪われ呆然とするシーン